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#3 そんな時間はない


草野球の試合当日
いつも通り早めに着いたつもりだった。
横浜大口駅近く
日曜日の昼下がり
グラウンドに着いた途端、声かけられる。
パイレーツさん どうしたのぉ。
来ないかと思ったよう。
グラウンドキーパーのおじさんは、グラウンドを整備しながら声をかけてきた。
呆気にとられて、開始17時からですよねぇと答えると16時に到着した私は答える。
そんな時間ねぇよぉ〜
おじさんは呆れ顔
それでようやく状況を理解した。
15時からグラウンドを予約したチームメイトは5時とどこかで勘違いしてメンバー及び相手チームに伝わったのだ。
顔面から汗。
時間が経つにつれ、チームメートは到着するし当然ながら、相手チームも続々とやってくる。また、運の悪いことに相手はわざわざ千葉のチームで遠路はるばるやってくる。
状況を説明するが、説明して終わるはずもない。
野球できるのか🙏どうかそれが問題だ。
当日は夏の昼下がり。17時はまだ明るい。
パイレーツさんじゃあグラウンド使っていいよ特別だよぉ。
神の木公園
神はパイレーツに微笑みかけた。
野球が普通に行なわれた。
試合内容覚えていない。2時間近く無事に暗くなるまで行われたことは確かである。
もう20年以上も前の夏の昼下がりの出来事である。
#野球が好き

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