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てんでんばらばらの風景

こんばんは。月曜日の夜です。
ひゃっきーがお休みでのんちゃんの「夜を使い果たして」から「て」を引き継ぎました。今週はまゆりがお送りします。

暑いけど夏野菜が本当にうまい。
そして夏はカレーがうまい。スパイス摂取すると不思議と元気になります。
あと毎朝テンションを上げるためにマツケンサンバを最近聞いています。

さて、今回のタイトルにある「てんでんばらばら」、どんな意味かご存じでしょうか??辞書で引くと、「各人の考えや行動が統一を欠くさま。てんでばらばら。(goo辞書より)」という意味だそうです。

しかし、お相撲ファンのわたしにとっては「てんでんばらばら」といったら太鼓の音です。

場所が開催される間、色んなタイミングで呼び出しさんと呼ばれる人たちによって太鼓が叩かれます。

この櫓の上で国技館は太鼓が鳴ります。(ちなみにエレベーターで昇れるらしい!)

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その太鼓の中の一つに、一日の取り組みがすべて終わった時に鳴る「跳ね太鼓」というものがあります。帰途につくお客さんたちが「てんでんばらばら」に散っていく様子を表しているといいます。太鼓のリズムも「てんでんばらばら」と聞こえるよう打たれていて、お客さんの帰りを促す意味もあるそうです。(お相撲だけではなく、寄席でも叩かれていたりします、俺得な太鼓!)
こちらの動画の後半で披露されております。

最近は全然足を運べていないけど、国技館に時折お相撲を見に行っていたときはこの太鼓とともにお客さんが帰っていく風景が好きでした。

一緒に取り組みを見て一喜一憂していた人たちが、充実感に満たされながらそれぞれの家に帰る感じ(ご贔屓の勝敗によっては悔しい思いを抱えている人もいるかも)。
季節によってはすごくきれいな夕焼けで、太鼓の音と相まって「あぁ、今日はいい一日だったな~」ってなんか切なくなっちゃうのです。
これはいつかのてんでんばらばらの風景。

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もう一つ好きな風景が、取り組みの合間に呼び出しさんたちがほうきで土俵を綺麗にしていく様子。激しい取り組みで乱れた砂が、じょうろとほうきでスーッサッサッ~と整えられていく。複数人でやるときは、呼び出しさん同士の動きがシンクロしていて見ていて本当に気持ちがいい。

お相撲の主役はもちろん力士たちだけど、行司さんだったり呼び出しさんだったり、引退した親方だったり、本当にたくさんの人で成り立っているんだな~と改めて感じます。
最初は力士目当てで通いだしたものの、ここ数年は贔屓の呼び出しさんを見るために早く向かったり、裏方さんの仕事ぶりを見るのも大きな楽しみでした。

朝から当日券目当てで大嫌いな早起きをして、両国のマックで一息入れて列に並んで。午前中からビール開けちゃって、お昼はちゃんこ食べて。午後はちょっとうとうとしながらまたビール飲んで焼き鳥食べて。
ここぞの一番に手に汗握り、いい相撲に思いっきり拍手して、贔屓を応援して。一日中鬢付け油の匂いに包まれて。
てんでんばらばらを鳴らす太鼓を聞きながら、帰りに浅草橋あたりで一軒寄っていこうか~と友達と話しながら帰る。帰りに通る両国橋の風もすごく気持ちいいんだよな~。

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あー国技館が恋しい!
今は飲食は中ではできないけど、落ち着いたら相撲の空気を吸いにいきたいっすね。鬢付け油の匂い嗅ぎたい。相撲協会のジャンパーが欲しい。
そして白鵬関、7月場所優勝おめでとうございます。

余談ですが去年の8月の配信ライブの日は延期された7月場所の千秋楽で、照ノ富士が優勝するかどうか、ライブも緊張したけどまた別の意味でも一日そわそわしていました。そろそろ一年経つのかな。

あと更に余談ですが、元豊ノ島、現井筒親方のご実家「梶原食品」さんのお豆腐セットをお取り寄せしたらめちゃくちゃおいしくて感動したので勝手に宣伝。卵豆腐は超濃厚、ところてんは付いてる出汁(この出汁がサイコー)で無限にいける、豆腐は夢中で食べすぎて食べ終わったことが悲しく思えるほどうまい。わたしはリピ買いする予定です。気になった方は是非に!(インスタとかTwitterのDMで今現在注文できます)

まきさん、次は「い」でお願いします~


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