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オルターエゴ読書感想文3

『ALTER EGO』というスマホゲームがある。このアプリに出てくる読書記録まとめ3回目。


今回読破した本

『ソラリス』

スタニスワフ・レム著 沼野充義訳 (2015), 早川書房.

なかなかハードな作品。全然すっきりしない。ページをめくる手は意外と止まらなかったのだけども。映画化も2回されてるけど、作者は映画の描き方に不満があるらしい。確かに万人受けするのはその解釈だろうなという気はする。本を全部読んだら、私は映画の解釈はできないんじゃない?という気がした。

『夏への扉』

ロバート・A・ハインライン著 福島正実訳 (2010), 早川書房.

エスが勧めてくる物語にしては、普通にエンタメ小説だった。小難しい話では全くないので、気軽な気持ちで手を出してみよう。

『デミアン』

ヘルマン・ヘッセ著 高橋健二訳 (1951), 新潮社.

思春期の少年が大人へと脱皮していく話なのだろうか?幼年時代の話はヘッセの「車輪の下」に通じるものがあって、私は読みやすかった。でも、それ以降は思春期こじらせた感じの主人公の気持ちに寄り添うのが大変で、何言ってるのかよくわからないままふわふわした感じで最後まで来てしまった気がした。それは私に”しるし”がないからかもしれない。

未読リスト

残り19冊

中島敦 (2003), 『李陵・山月記』, 新潮社.

フランツ・カフカ著 高橋義孝訳 (1952), 『変身』, 新潮社.

アンドレ・ジッド著 山内義雄訳 (1954), 『狭き門』, 新潮社.

イワン・ツルゲーネフ著 神西清訳 (1952), 『はつ恋』, 新潮社.

種田山頭火 (2000), 『草木塔』, 日本図書センター .

夏目漱石 (2004), 『坑夫』, 新潮社.

フョードル・ドストエフスキー著 江川卓訳 (1970), 『地下室の手記』, 新潮社.

アルベール・カミュ著 清水徹訳 (1969), 『シーシュポスの神話』, 新潮社.

メアリー・シェリー著 森下弓子訳 (1984), 『フランケンシュタイン』, 東京創元社.

ルイス・キャロル著 矢川澄子訳 (1994), 『不思議の国のアリス』, 新潮社.

エドガー・アラン・ポー著 阿部保訳 (1956), 『ポー詩集』, 新潮社.

伊藤計劃 (2014), 『ハーモニー』, 早川書房.

飛浩隆 (2006), 『グラン・ヴァカンス』, 早川書房.

長谷敏司 (2011), 『あなたのための物語』, 早川書房.

グレッグ・イーガン著 山岸真訳 (1999), 『順列都市』, 早川書房.

円城塔 (2010), 『Self-Reference Engine』, 早川書房.

カート・ヴォネガット・ジュニア著 浅倉久志訳 (2009), 『タイタンの妖女』, 早川書房.

シオドア・スタージョン著 永井淳訳 (2006), 『夢みる宝石』, 早川書房.

宮澤伊織 (2018), 『そいねドリーマー』, 早川書房.

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