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まんまるさんの子育てエッセイ「トイレの扉が開けられて」

「ああああ〜もう無理ぃ〜〜〜〜〜漏れる〜〜〜〜〜!」
イオンからの帰りの車内、私は叫んでいた。

事は、遡ること30分前。
イオンで昼食を食べ、ひと遊びして、そろそろ帰宅。
いつもトイレを我慢しがちな3歳の娘、
流石にもじもじやっているので、なんとか誘ってトイレに行く。

無事娘の排泄は済んだのだが、私もその時点で少し催していた。
しかし我慢するという選択をした。してしまった。

とういうのも、お昼の後トイレに行った際、
一緒に個室に入った娘が鍵を開けてしまうというアクシデントが発生していた。
その時の私の焦り様と言ったら…
(ここで、〇〇の様だった、と笑いの要素を入れたいのだが、思い浮かばない…作家さんは、やはり言葉の天才だな…)
おそらくそのシチュエーションを経験した方も多いだろう。

二度目のトイレの時に、私はもう軽くトラウマになっていた。
上にももう一つ鍵があれば、安心してできたのだが、それもない…

あんなスリルを味わうよりは、ここは我慢を選択。
……そして、冒頭に戻るというわけであった。

絶叫しながら、ふと頭を過ぎったことがある。
私が10年来で推しているシンガーソングライターが、
数年前から「歌日記」というテーマでYouTubeに動画を上げている。
日常の、些細な事(フリマアプリにハマったよ、財布の中身だけ取られたよ、など)を歌にする、というものだ。
「そんなことを歌に?」と思ってしまうが、これがまた素晴らしい。
日常に起きた小さなことから得る学びや発見がしっかりと盛り込まれ、
その視点もなんとも彼らしく、クスッと笑えたり、ホロリと涙を誘われてしまったりするのである。

私は今近所のシェア本屋が発行する瓦版(新聞みたいなもの)に
「まんまるさんの子育てエッセイ」と称してエッセイを投稿している。

あぁ、一緒だなと思ったのだ。

シンガーソングライターが日常を歌にする。
子育て中の書き物が好きな主婦がエッセイを描く。


彼は歌作りのプロだから、言葉の選び方もはめかたもメロディも、
本当に素晴らしい。(ここもなんか語彙力が残念だなぁ)
足元にも及ばないけれど、私が書いた文章が、同じ境遇の方に少しでも届いて
笑えたり、前を向けたり、ちょっと明るい気持ちになったりしてくれたらいいな。
そして、ライティングゼミ で学んだ「人生全てネタになる!」というマインドを持って生きることで、私自身の生活が、ちょっと笑えるものになりますように!

トイレを我慢したことでこの思考と文章が生まれたと思えば、
なんとも貴重な経験だった…のか?
子ども連れがたくさん来店するイオンさんには、できれば上にも鍵をつけて欲しいなと願う笑、まんまるさんなのでした〜。


あ、そうそう、大事なことを忘れていましたね。
安心してください!間に合いましたよ〜!笑

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