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まんまるさんの子育てエッセイ「ハッピーセットの罠」

「おもちゃはもう増やしません!」
子どもが生まれてもうすぐ6年。このセリフを何度口に出したことだろう。
心の中ではそう決意しているのに、「モノ」というのは油断するとすぐに家の特等席に居座っている。
マクドナルドのハッピーセットがいい例だ。
子連れのランチ時。上の子はカレーがいい。下の子はうどんがいい。分かれた意見が帰結するまでに要する時間と労力はなかなかのものである。そんな時に浮かび上がるのが、「マックのハッピーセット」だ。さっきまでカレーのお腹だった人も、おもちゃの誘惑には勝てないらしい。
そんなこんなで我が家も時々マックのハッピーセットにお世話になるのだが、2月の末から切り替わったハッピーセットのおもちゃが話題を呼んでいる。
「星のカービィ」が異例の人気で、売り切れのお店が続出したのである。
私個人的には、もう一種類の「ポムポムプリン」が気になってはいたのだが、息子も娘もカービィ一択。カービィハッピーセットが始まった二日目にマックに足を運んだが、その時点ですでに売り切れとなっていた。
なぜだろう。「ない」と言われると欲しくなるのは。
おもちゃは増やさないと宣言しているにも関わらず、カービィを手に入れたいと思ってしまっている自分がいる。(ちなみに子どもたちはもうすでにカービィのことは忘れ去っている)
現在3月1日の朝7時。今日は星のカービィ第二弾が発売される日だ。
私は今、朝マックに出かけようとしている。

まんまるRoom

⭐︎この文章はとまり木瓦版にも掲載されています。よかったらそちらもチェックしてみてくださいね⭐︎


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