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朝日新聞『天声人語』を1ヶ月間毎日書き写して感じたこと


ライター・佐藤友美さんのCORECOLORのコラムで、毎日『天声人語』を書き写した1ヶ月後、文章が劇的に変わった方の話が書かれていた。


1ヶ月書き続けてみたら、自分がどうなるのかを知りたい。
毎日手を使い、誰かが書いた文章をなぞること。それは書く筋トレになるとも思えた。


実際に書き続けて1ヶ月経ち、気付いたことがちらほら。


●毎日定点観測のように『天声人語』に触れると、「あ、今日のは好きだ」と思う日がある(逆も然り)。
そういう時は、自分が何を良いと思ったのか、一言ささっとメモする。
文字数が同じくらいなので、中身に集中できる。だから、その機微に気づけるのだと思う。


●写しているはずが、自然と書き滑るときがある
。写そうという頭でいるのに、手が先に動いて「と、」が「に、」になる時がある。これ、わたしの身体に表現が染みついてしまってるんだろう。
逆にいえば文の繋ぎ目など、一文字の使い方の幅が広がるのでは……と期待している。


●自分の世界が広がる。『天声人語』は日々のホットトピックスに触れているので、皆無に等しい私の社会性も少しレベルアップしてる気がする。

う、重い……とか正直好きじゃナイ……みたいな話題にも向き合う時間(言うて15分)は無理矢理自分を拡張してくれる。
学校のように強制力が少ない今の生活で、この経験は尊い。


15分で終わる朝のルーティンを終えると、いつも清々しい気持ちになるのは、毎日自分の皮がうっすらむけてる感覚があるからかも。


まだ続けてみようと思う。
オススメです。

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