安心したらアイデアがたくさん出た話

帰り道、無印良品で衝動買いをした。信頼している人からの「もう大丈夫」はまるで回復の呪文のようで、みるみるうちに"大丈夫な自分"になり、気が付いたら浮足立って無印のフロアに立っていたのだ。

そろそろ買いたいと思っていた春服を選んだあと、レジへ向かう途中に文庫本ノートを見つけた。ちょっとした時に書き溜めておくノートが欲しいと思い始めたのは1か月前。なかなか選ぶ時間が取れないまま時間が過ぎてしまったけれど、今なら買える。文庫本サイズなら気軽に持ち運びできるだろうと、衝動買いの勢いのままカゴに入れてレジへ向かった。

両手いっぱいに荷物を持ち、岐路へ着く。急な坂道を下っている途中で、これからやりたいことがポンポン頭に浮かんできた。

毎日noteは自分の思考を整理するために役立っている。けれど毎日毎日、何を基準に自分の頭の中からアイデアを絞り出し、何に向けて書いたらいいかがさっぱりわからなくなってきてもいた。目指す方向性もあいまいで、1年経ってもネタを無理やり絞り出しているような状態だ。「もっと意味あるものにしたいんだけどな」なんて考えていても、日々迫る仕事を最優先にしていると、毎日noteのために考える時間は日に日に短くなっていく。負のスパイラルにちょっと落ちかけていたところで、今日突然「noteでこんな風にやってみればいいんだ」と名案がうかんだのだ。

何かに追われてる時、ほかのことで手一杯な時、アイデアというものは本当に何も出てこない。そしてまた、「これじゃぁ今の仕事に向いてないんじゃ…」なんて自分の能力不足を責め始めてしまう。けれど「大丈夫」な安心感と時間的余裕があれば、好きなことならやってみたいことがちゃんと浮かんでくるものだった。

家に帰ってお風呂にお湯を溜め、ゆっくり時間をかけて入った。浴槽の中では、私の頭の中はアイデアであふれていた。戻ってすぐに文庫本ノートを開き、さっきまで考えていたことを殴り書きする。書いていくうちにまた新しいコンテンツが生まれてくる。noteのネタでこんなにワクワクしたことはあっただろうか。安心することと時間にゆとりがあることは、こんなにもひらめきを呼び起こすのかと自分でも驚いた。


5月開始を目標に、テイストを変えていきます。毎日noteでの新しいチャレンジ。楽しみ。

去年の毎日note


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