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今から目を逸らさず、いつでも自然体に

今生じていることから目を逸らさない。「なんとかしよう」と押し返すのでも、「もうダメだ」と飲み込まされて流されてしまうのでもなく、自分のバランスを保ちながら、なるべく長くそれに触れて繋がっていること。
ーー(「禅の教室」より)

禅の話をしているはずなのに、日々の生活にも応用がきくことば。逃げずに、「今」と向き合うことが、座禅でも必要だそう。

夏に永平寺で禅研修を受け、そのあと都内のお寺へ座禅体験に行ったので、今まで以上に座禅に興味を持ち始めた。禅僧の話は大きくおだやかに私を包んでくれたので、とても居心地がよかったのだ。

禅研修の前に読んでおこうと思った本を、再び読み返した。夏前はあまりイメージができず、なかなか読み進められなかったのだが、今は心にしみこむような言葉がたくさん並べられているように感じる。どのタイミングで何を摂取するかはすごく重要なのだろうなぁと思った。

前提知識がなかった私は、パリパリに固まった土のようなもの。知識が無いながらに何度か座禅をしたことで土が耕され、そこに栄養がたっぷり詰まった本が届いて気持ちよく吸収できるようになったのだろう。

自然のままに、体にとって一番のところを探す。座りながら、揺らぎながら。

自然体で、身体がきもちよくいられるところが、座禅だけではなく実際の生活にも必要なように思う。動いたり、立ち止まったりしながら、フィットする生活を私たちは探すべきなのだろう。

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