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ギモンが残る「氷解した」

春先のゲレンデは、朝と夕方で見える景色が全く異なるときがある。真っ白な雪の上を、ザクザクと穴をあけて進んでいたかと思えば、帰りは真っ黒なコンクリートがむき出しになり、雪は跡形もなく消えていることがあった。

そんなふうに、きれいさっぱり消えてしまうことを氷に見立てて言う言葉がある。

「氷解した」

“氷がとけてあとに何も残らないように、疑念や疑惑がすっかりなくなること。”(goo辞書より)

氷山がすっかり海に溶けてなくなってしまうように、何が疑問だったのか、今となってはわからないようなイメージだろうか。ただ、この言葉にちょっと疑問が残る。

氷が溶けると水が残るから、「何も残らない」はちょっと違うのかも?

“ドライアイス解”ならきれいになくなるかもなぁ。

気になる言葉、魅力的な言葉を集める共同マガジン「コトバツムギ」。共同運営者は以前ライティングスクールで一緒に学んだスミヨ。さん。月~金までのうち、私は月・木を担当しています。

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