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自爆案件は"シェア"して幸せに変える

久しぶりの休日取材でタケノコを掘った。大きなタケノコを5つと、湯がいた後のものを2つ、取材陣で分けて帰宅。人生で食べたことのない量のタケノコを手に入れた(全部湯がいたタケノコ、写真に撮っておけばよかったと今さらながら後悔中)。

対応してくれた地域の人から「2時間湯がく」と言われたので、グツグツ2時間しっかり煮込んだ。その間に今日の原稿やnoteを書いたり洗濯をしてしまいたかったのだけど、1日中取材に出た後だからか体力が底を尽きていて、同居人が夜ご飯にポテチ(!)を食べている隣のソファでごろんと横になり、ダラダラと2時間を過ごしてしまった。

途中「たくさんタケノコがあるから、おすそ分けするよ」と、仲良しの2人にLINEをした。一人は一緒に住んでいる子、もう一人は家から徒歩10分圏内に住んでいる子だ。家の離れた友達からは「夜取りに行く」と連絡が入り、一緒に住んでいる子は「急いで帰る!」とネコが走っている可愛いスタンプを送ってきてくれた。

帰ってきてタケノコを見た同居人は、とっても嬉しそうな様子。「見てるだけで1日の疲れが吹き飛んじゃう」と、お皿いっぱいに盛られたタケノコを、とろんとした顔で眺めていた。ワクワクしながら献立を決める彼女。私が1人じゃ食べられないからシェアしたのに、こんなに喜んでもらえるなんてとちょっと驚く私。お風呂から出ると、「しあわせ」と瞳をキラキラさせたネコのスタンプがたくさん送られてきていた。

そういえばさっきも、おなかが苦しくなって食べられなかったタケノコを、別の同居人が代わりに食べてくれたっけ。タケノコが大好きだからとおいしそうに食べてくれて、おまけに食べ終わったお皿を洗ってくれたのだ。

1人じゃ抱えきれない量を、みんなに分けるだけでこんなに喜んでもらえるなら、腐らせる前に誰かへ渡した方が、食べ物も他の人も幸せになるんだろうな。独り占めして食べてしまったら、絶対味わえなかった感情を改めて感じ、なんだかちょっと疲れも軽くなったような気がした。

「4月は複業お休み」なんて言いながら、"新規案件は"お休みして、これまでの継続分は行っている。けれど少し気持ちに余裕もできて、1つ1つの仕事にもっと注力できるようになったかなと思う。

あっという間に4月も半ば。これからできる仕事量をちゃんと考えておかないと。一人で抱え込んで自爆するよりも、誰かとシェアしたほうが幸せになれる案件もあるのかもしれない。


去年の毎日note


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