見出し画像

口内炎とカボチャと。応急処置のチョコラBB

口内炎が痛くなって3日が経つ。こいつの厄介なところは、生活できるくらいの地味な痛さであるところ。起きてられないくらい痛かったり、四六時中考えてしまうほど洗脳されたりしてしまえば治療に専念できるはずだけど、時には忘れてしまうくらいの痛さでは、ほかの優先事項に押されて治療に集中できなくなってしまう。それなのに、やっぱり日常のテンションは上がらないのだから面倒くさい。

実家にいる時、口内炎ができるといつも、母がカボチャの煮物を作ってくれた。「ビタミンBをとれば治るよ」と、彼女にとってのビタミンB、カボチャが食卓に出される。そのためわたしの頭の中は、「口内炎=カボチャ」がインプットされていて、口の中がちょっと痛いな、と思うとすぐにカボチャが頭の中をよぎる。これが人によっては飲み薬だったり、塗り薬だったり、はたまたビタミンBのたっぷり入ったキウイだったりするものだ。

自分の育ってきた環境の影響はすごく大きい。自分の思考ひとつひとつに全て反映されている。それも無意識に出てしまうのだから、全く同じ人生を歩まないことには、人の気持ちを完全に理解するなんて不可能。きっと不可能なんだろう。

カボチャをうまく調理できない私は、薬局でチョコラBBを買ってきた。治るまで耐えるのももう限界だ。同僚にオススメされ、その足で薬局へかけこんだ。口内炎はあと何日で、私のもとから去っていくのだろうか。

最後までありがとうございます!いただいたサポートは、元気がない時のご褒美代にします。