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「サバティカル」としての育休のススメ

ここ最近、国をあげての男性育休の取得が少しずつ進み、周囲には実際に育休を取得しているパパも珍しくなくなってきました。実はこの「育休」、ワークライフバランスのためだけではなく、育休をきっかけに、自分のキャリアをパワーアップさせることができるのです。

実は私、8年前に自分の育休取得中に、赤ちゃん片手に(笑)育休者の集まる勉強会を立ち上げまして。これまで4000人超の子育て世代が参加してくれている子連れMBA®という活動の言い出しっぺなのですが、毎年100人以上の育休者と出会う中で、復職後に大きな変化や飛躍をされる方が本当に多いのです!

「どうしたら育休をキャリアに活かせるの?」実は超簡単なコツがあります。
それは・・

男女問わず、育休は5〜6ヶ月以上取るのがオススメ!

ということ。1〜2ヶ月の育休でも、夫婦での子育てや生活・仕事のやりくりに慣れる期間としてとても有意義です。しかし、5〜6ヶ月以上の長期の育休を取得することで、それとは違った異次元の学びを得られるのです。なぜならば、5〜6ヶ月以上あると「サバティカル」として育休を活用することで、今後の自分のキャリアや生き方の変化に大きくつながるのです。

サバティカルとは、キャリアを見つめ直すための一時的な休暇。このキャリアのブレイク期間を活用すると、新たな視点を得ることで、これまでと違う次元での自分の成長に活かすことができます。
転職が欧米と比べ一般的でない日本において、育休は、自分のキャリアや人生を見直す「キャリアブレイク」として大いに使えるのです。育休は、子育て、育児のための「育休」ではなく、実は自分のキャリアの見直し、成長としての「育自休暇」だったのです!

「半年も休んだら、仕事の感覚にぶるじゃん!」
私もそう思っていました。が、結果、これまでの枠を超えた経験値とスキルが広がりました。その結果、私が組織を退職せざるをえないピンチを救ってくれたのは、育休期間にえたスキルと仲間でした!

「会社に迷惑じゃん!」
周囲にはすごく気をつかいますよね。でも、社員が一人抜けたぐらいで回らなくなる会社はそもそも危険。育休は、組織にとっても、個人に依存しない仕事の仕組みを整えることで、組織力を向上させる絶好の機会なのです。
そして、自分がいなくても会社は回るという現実を知るのもサバティカル育休での学びだったり・・

サバティカル育休に欠かせないひとつの工夫

実際、少子化の今、これまでほぼ接する機会のなかった「赤ちゃん」という未知の生き物と24時間触れ合うだけでも学びの連続です。しかし、学びを最大に活かすには、近年提唱されているように、学びには「リフレクション(内省・振り返り)」が効果的なのです。しかし、赤子の泣き叫ぶ部屋で内省なんて自分にとっては無理ゲーでした。
そんなときこそ、オンラインのサードプレイスでの同じ境遇の仲間との出会いは、最高のリフレクションの場になるのです。

赤ちゃん片手にでも頭は動かせますし、育休をぜひご自身の豊かなキャリアへの最高の機会になりますよ!と、先日、こんな話を、子連れMBA®の男性運営メンバー第1号のゆうじさんとインタビューをうけ、NewsPicksに掲載されました。

このインタビューで伝えられなかったこと、たくさんの人にお伝えしたいね!ということで、無料トークイベントを企画しています!
育休中の方はもちろん、復職済みの方にも役立つお話ができたらなと思いますので、ぜひ会いに来てください😊

実は今回のnote、感覚的だけではなく、学術理論でも根拠がありまして。それをおそらく日本初?で紐解く&現場にいかすためのイベントもあります。後日、アーカイブ配信無料

サムネイル写真は育休中、子連れMBA®の企画で連れて打ち合わせに行った某京都の国立大学での平日のひとコマ。こんな平和なひとときの積み重ねから、サバティカル育休を通して価値観が変わりました!

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