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味の素さんのツイッターに感激して、鉄フライパンで「油なし・水なし」の冷凍餃子を焼いた話

三保原屋本店は静岡の家庭用品専門店。創業は1687年といわれています。

先日味の素さんのツイッターが社内でも話題になりました。

ご存じ、ヒット商品の「冷凍餃子」ですが、最大のポイントは
●油なし
●水なし
で焼けるということ。

ご存じの方も多いヒット商品ですが「うまく焼けなかったよ」というユーザーさんもいらっしゃったそうで・・そこで味の素さんが実際にうまく焼けなかったフライパンを回収し調査することとなったそうです。


どんな道具で焼くか?

私のかたい頭では、テフロン(フッ素樹脂)加工のフライパンを使って冷凍餃子を焼くのだろうと思い込んでいましたが・・。
実際には、鉄フライパンや、ステンレスのフライパンで「冷凍餃子を焼こう!」と思う方もいるそうです。

そして失敗してしまった結果を、味の素さんが検証するというのが、
私にとって非常に衝撃的でした。

調理器具メーカーでも話題に!

2023年6月3日~4日に、三保原屋本店の店頭でリバーライトさんと一緒にイベントをした際に、味の素さんの話になりました。

「実は調理器具メーカーでも少し話題になったことがあります。鉄フライパンでも上手に焼けるんですよ!」
と仰ってたので、すぐに冷凍餃子を買って来て、イベントの空き時間で焼いてみました。

ここで鉄フライパンの基礎知識

鉄フライパンは基本的に
●余熱をして
●油を介してフライパンを温めて
調理をする道具です。

ここからの事例は完全に【味の素さんの油なし・水なしの冷凍餃子】だけに限った調理方法となります。

実際に鉄フライパンで焼いてみる

ポイント

鉄フライパンメーカーのリバーライトさんと考察をしたのですが、この味の素さんの「水なし・油なし」の冷凍餃子を鉄フライパンで焼く際のポイントは5つ

①ある程度油の馴染んだ鉄フライパンの方が成功確率が上がる
②余熱しないで常温で餃子を乗せる
③油もひかない
④餃子が蒸しあがったら、強火にせずに、焼き目をつける
⑤より勝率を上げるために、ターナーを使うと◎


だと思われます。

①ある程度、油の馴染んだ鉄フライパン

新品でトライしたことがないのですが、ある程度油が馴染んだ鉄フライパンの方が成功確率は高いであろうと思います。

鉄フライパンは使うほどに油が馴染む道具です。

②と③余熱と油なしで、餃子を乗せる

鉄フライパンは、基本的には余熱して、油をひいて調理をする道具です。
リバーライトさんも、無意識に余熱を開始しようとして・・・
「パッケージの裏の指示に従いましょう!」
と、余熱なし・油なしで餃子を乗せることとしました。

鉄フライパンでこのような調理をすることは殆どないので・・・・。
とても緊張(不安?)していらっしゃいました。

餃子をのせたら、中火にして、蓋をしめて、パッケージの指示に従って時間を測ります。

④餃子が蒸しあがったら、強火にせずに、焼き目をつける

無事に蒸しあがったら、蓋をあけて、焼き目をつけていきます。
この際、鉄はテフロン(フッ素樹脂)加工フライパンに比べて熱を伝える力が強いので【中火】のまま焼き目をつけていきます。

将来「餃子の羽」になるのかな??と期待させる見た目にもなってきました。

※今回はIHで調理をしています。これは推測なのですが・・。
IHはガスに比べると、上昇気流(熱源の上に巻きあがる”熱っつ!”と感じる空気)がなく、もしかすると、ガスに比べると水分の蒸発に時間がかかるかも(?)しれません。

火にかける時間が長くなった場合、火が強いとコゲが発生する可能性もあるので、失敗してしまうようでしたら、中火の1つ下くらいの火力で様子を見てもいいかもしれません。

じつは、鉄フライパン=強火という印象も強いのですが・・。

●中華料理屋さんなどは『超強力な火力』×『短時間での調理』で料理をする(フライパンを振るなど、熱源から遠ざかっている時間もある)のに対して

●ご家庭では鉄フライパンは重たいので『中火』×『お店よりは長い時間火にかけている』ことで、調理がうまくいくことがあります。(よろしければ、以下の記事も参考にしてみてください。)

⑤より勝率を上げるために、ターナーを使うと◎


以下のツイッターで紹介している餃子は、味の素さんの冷凍餃子ではありませんが。ターナーの様子が分かればと思い掲載しています。

焼き目をつけた餃子が鉄フライパンについていそうなときは、この極薄のターナーを使ってはがしにいくと、勝率が上がります!
味の素さんの冷凍餃子もこんな感じに!

結論

ちょっとだけ注意ポイントはあるけども・・・
味の素さんスゴイ・・!

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