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#4 桜の香りの正体を紐解く

諸々のお仕事を終えて
閉店間際のスーパーへ駆け込んだ夜。

そろそろ見納めかなぁと感慨深げに
道すがらの桜を愛でつつ
パシャパシャと写真におさめました。
(急いでいるというのに…笑)

ちなみに、
桜の香りがする精油がある
ことをご存知でしょうか?

…と言っても
桜の花から強い芳香を体感できる訳ではないので、
アロマセラピストは
桜の香りを連想させる【桜餅の香り】を
ターゲットとして調香します。

その時、必ず使用するのが
【トンカビーンズ】
という精油。ザ、桜餅の香りがするのです!

お菓子の世界ではトンカ豆の名で知られ、
冬の定番シュトレンを始め
様々なスイーツで使われている材料ですが、

トンカ豆と桜の葉には、どちらも
『クマリン』という成分が多く含まれており、
これが、桜餅の香りの正体なんです。

桜餅を口に運んだ瞬間、ふわっと漂う独特の香り。
きっと、日本人には遺伝子レベルで
しっかりと記憶されているのでしょうね。

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