見出し画像

DXの必要性って何だろう~私(石塚清香氏)とDXと政治

近藤みほからのメッセージ

私、近藤みほは、次期のマニフェストでDX推進の必要性を訴えています。この電子化、IT化とも違う概念を分かりやすく説明していただきたく、行政職員の経験がある石塚清香氏に記事を書いて頂きました。

民間はここ10年間でペーパレス化進み、業務の効率化が相当進んでいますが、流山市役所は未だ「紙」が主流です。これに伴う業務負荷について、2022年6月議会の一般質問で指摘しました。流山市では2021年度に使用した紙の全部の量は約1,285万枚であり、これを職員の業務量に換算すると4,283時間、1日8時間労働とすると535日分、4,283時間、23,556,500円の人件費換算になります(申し訳ございません。行政から頂けるデータが少なすぎて少々乱暴な算段になっているのはご了承ください)。
行政職員が効率よく仕事ができるよう、電子化のみならず、DX化を推進できるよう、BPRの研修も導入しながら行政改革を進めていきます。

私(石塚清香氏)とDXと政治

近藤みほ応援団のひとりで、横浜でIT系の個人事業を営む石塚清香と申します。なんで横浜に住む私が流山の議員さんを応援??と思われた方は前回の記事をご覧ください「こちら」。

今日は近藤みほさんから「DXの必要性がうまく伝わるような記事書けないかなぁ~」というオーダーをいただいたので、IT業界の端くれにいる元行政マンとして少しそのあたりを紐解いてみようと思います。

DXってなんの略?


「デラックス?」とはよく言われる(笑)ことですが、ここでいうDXは「デジタルトランスフォーメーション」の略で、英語ではDigital Transformationと書きます。
「どこにXがあるの?」ともよく聞かれますが、TransformationのTransは「交差」するという意味があるので、交差の部分を「X」で表して「DX」と表記されています。

一般的には、企業にとって必要とされる変革活動のことを表していますが、AI、IoT、ビッグデータなどのデジタル技術を「上手に」用いて、業務の改善や新しいビジネスモデルの創出をしたり、旧態依然のシステムからの脱却や企業風土の変革を目指していくことです。

じゃあ自分には関係な~いと思う方は多いのですが、実は全然そんなことはありません。
なぜなら多くの方が「スマートフォン」という明確なDXツールを手にして、その恩恵に預かっているからです。

改めて「スマート」ってなんだろう?


2000年代に入ってから社会はこれまでにない速さで変革してきました。
変革の源になにがあったかと言えば「インターネット」です。
当初、インターネットに繋ぐためのデバイスはパソコンが中心で、通信回線へ繋ぐケーブルが必要でした。
もちろん重くて持ち歩くなどできませんし、接続に使う回線もとても高価でしたが、今では光通信などの超大容量高速通信回線をどこの家庭でも安価に使うことができるようになっています。

しかし、2008年にApple社のiPhoneが発売されてから、皆さんはありとあらゆる機能をスマートフォンというデバイスに持ち歩く(モバイル)ことができるようになりました。

スマートフォン(smartphone)のスマートは「賢い」という意味があります。
皆さんもスマホの中に色々なアプリをインストールしていると思いますが、ざっと上げてみただけでもこれくらいの機能をスマホはたった1台で果たしています。

どんな恩恵?


と言っても、なかなか実感できないだろうと思うので例をひとつ挙げます。
皆さんはダイエットってしたことありますか?
近藤さんはいつも細くてダイエットの必要なさそうだなーと思っていますが、まぁそれは脇に置いておいて(笑)、ダイエットの基本原則は「食事・運動・生活習慣」だそうですが、そこにもDXは隠れています。

この裏側では、スマートフォンやスマートウォッチを通じて皆さんがいる現実空間とネット側のサイバー空間が様々なデータをやり取りすることで、高度に洗練されたサービスを皆さんが受けることが可能になっています。

政治や行政におけるDX


どんなにお金があっても有名でも関係なく人間が等しく持ち、最も貴重な資産は「時間」です。
ダイエットの例でもわかるように、スマート(賢く)にツールを使うことでその貴重な時間を有効活用することができますが、行政サービスにおいてもそれは例外ではありません。
皆さんが歩く道路も、医療が少ない負担で受けられるのも、全て行政サービスがあるためですが、なぜかそのために未だにたくさんの書類を書かされるとか、わざわざ窓口まで出向かなくてはいけないなどの「レガシー」が残されたままになっています。

日本では個人番号制度(マイナンバー)の導入や個人を証明するためのツール(日本ではマイナンバーカードと呼びます)が遅れたりといった事情はありましたが、先日、マイナンバーカードの普及率がようやく6割を超えたという状況もあり、これからは様々な手続きが行かなくてもできる、最終的には行政機関側で自動的に把握して必要なサービスを判別してくれるなどの未来が見えつつあります。

そうなると次に必要になるのは「本当にフェイスtoフェイスでやる必要がある行政サービスってなんだろう?」ということを考えることです。
どんなに便利になっても、そこに人間の息吹のないまちはまちではありません。

「ヒトとヒトが繋がりあい、支えあうための行政サービス」
未来の行政はそんな問いをベースにして、ソフト・ハードのまちづくりを行っていくことになるのではないでしょうか。

近藤みほ絶賛応援中!


近藤みほさんとはここまでに書いてきたような話をよくするのですが、さすがIT業界にいた人だけあってすごくよく理解しあえるのが気持ちいいなーといつも思っています。
「デジタル技術は冷たいし危ない」とよく言われてしまうのですが、「賢く」使うことで巡り巡ってヒトへの恩恵をもたらしてくれるものですし、どう「賢く」使うのかはそれこそ市民の皆さんが「賢く」判断する必要があるのだろうと思っています。

流山に住み・働き・支える人達が、今、流山のまちの中で笑い、走る子ども達にどんな未来を迎えた「流山市」を託したいのか。
あなたが関心をもてば政治は変わります。

〇近藤みほからのお願い


市民の知恵を活かし、まちの活力にしていく行政職員の余裕を生み出し、行政サービスを向上させるには、DX推進は必須です。ITエンジニアでもあった、近藤みほの活動についても応援をお願いします。

https://note.com/mihokondoh/n/nc36e04c3f456

ここから先は

0字
このマガジンでは日々感じていること、疑問に思っていること、試行錯誤の最前線について、せきらら発信(時には弱音も)します。 私の活動に応援頂ける方にご購入いただけますと幸いです。

私は議員=タウンマネージャーでありたいという目標をもって以下のポリシーで活動していますが、日々様々な葛藤もあります。 <ポリシー> ①自…

応援頂けると、他自治体への視察や研修費、専門家にアドバイスを求める、同じ思いを持つ議員さんに直接会いに行き対談する等、活動量を増やすことが出来ます。まっとうな政治を行うためのサポートよろしくお願いいたします。