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キャッシュフローゲームからの学び(1) 経済自由人と経済不自由人の違い

キャッシュフローゲーム会を開催しました。

これは「金持ち父さん貧乏父さん」の著書で有名なロバート・キヨサキ氏が考案した、経済自由人になるプロセスを学べるボードゲームです。

参加者は全員、カードを引いて出た職業でスタートします。この職業で給料をもらう立場の間はラットレースというエリアでゲームを進めます。

毎月の給料から、クレジットカードやローンの支払いをした残りを給料日のコマを通り過ぎる度に受け取ります。

そのお金を元手に、チャンスが巡ってきたときに投資をしたりあるいはそれを売却したりして、不労所得が毎月の支出を上回ると経済自由人としてのエリアに移行できます。

こちらのエリアはもう資産は勝手に増えるし、投資も道楽のようなものです。入ってくる情報の質、スケールも全く違います。

なのでこのゲームの醍醐味はラットゲームからいかに抜け出すかにあります。

このゲームをしていると、いかにお金を現金で持っていることに意味がないかということ、タイミングを逃さないこと、そのために自分の現状がわかって即断即決できること、それにはいくらなら買うのか売るのかの基準をもっておくこと、買ったもの、売って入ってくるお金を次にどう使うのか、それを前もって決めてあることの重要性が実感としてわかります。

知識と気持ちと行動の3つが連携していないと、つまり、マインド、メンタル、フィジカルがバランスとれて整っていないと、ラットゲームからなかなか抜け出せないんだなあとわかりました。

参加者の誰かが言っていたのですが、下手なセミナー出るよりこのゲームする方がずっと学びが多い。

セミナーは知識、マインドを増強するか、あるいはメンタルを整えるかです。それをいざ行動に表すには、お金という分野はちょっとハードル高いですよね。損失、失敗が怖かったりするので。

その「知っている」と「実践」のギャップの部分をこのゲームは埋めてくれる。

繰り返すことで「感覚」が育ちます。

ラットレースがスタートしたときは、毎月の収入と支出にばかり目がいってしまいます。お金がたまってからあれを買おうとか、先に借金を返そうとか。

けれどだんだんと、お金の流れを収入と支出ではなく、資産と負債で見るようになるのです。この感覚がお金と仲良くなるにはとても大事。

自宅や車をローンで買うことは、資産が増えるのではなく負債が増えること。借金して不動産を買っても、返済額を上回る家賃収入があるならそれは資産。

こうした感覚が定着していくと、お金に対する感情がフラットになっていきます。

キャッシュフローゲームをしているのに、お金至上主義ではなくなっていく。面白いです。

自分の中のお金至上主義が溶けて、お金の増減に対して感情が振り回されなくなる。この状態がその人の現実の経済状態を作っていくのだということを今回学ぶことができました。

このゲームからの学び、いろいろありすぎて一回では書ききれないので、分けて書いていきます。


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