小倉美保 / MIHO OGURA

プロフェッショナル・フラダンサー/小倉美保フラスタジオ主宰 プライベートBlog

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最近の記事

父を偲んで

今日は父の命日。 40年前の今日も、キーンと冷えた空が、きらきらに輝く晴天でした。 私はもう父より歳上で、 昔の父の写真を見ると、可愛いな、と思うようになりました。 端役ではあったけれど、いまだに昭和の古いフィルムを映す映画館で、父の姿を見ることが出来ます。 リマスターのDVDでも。 あの時代に秋田から一人上京し、何十本と言う映画に出演して、こうしていまだに姿を見せてくれるなんて、 父ってすごいなって、今頃思うんです。 日活黄金時代の斜陽とともに普通の職につき、

    • 夢は夢じゃない

      気がつけばまたまたlong time no seeです。前回のポストから4ヶ月も経っておりました。 ありがたい事にお仕事が忙しくて、嬉しい悲鳴をあげておりますが、しあわせです。喉が弱いので体調管理に余念がありません。 最近ふと、私って夢がほとんど叶ってきているなぁという事に気がつきました。 気がついたら勝手に叶っていたというか。 私はきっちり夢や目標を決めたりはしないんです。 なぜなら、決めてしまったらそれが自分の限界になってしまうから。 人生の醍醐味は、何が起こる

        • ラストワルツ

          実は夏至あたりから大風邪を引いてこじらせてしまい、 たくさんのクラスをキャンセルし、 お楽しみのあれこれも全部辞退するという、涙のジューンを過ごしておりました。(ご迷惑をおかけした皆様ごめんなさい) お陰様でなんとか復帰いたしました。 とにかく心身に滋養を!と久しぶりの銀座へ。 銀座のOLをしていた頃、歌舞伎座でよくデートの待ち合わせをしていました。 そして、それなりに理由はあったのだと思いますが、約束に行かなかった経験があります。なんて残酷なんでしょうか、若いって

          バランス

          気がつけば前回の日記から2年も経っていました。 コロナ禍になり、いろいろ心境の変化があって“はじめての告白”をしたくてこのnoteをはじめたのですが、普段はInstagramが主流で、活動が復活しはじめたら、気がつけばこちらはすっかり放置状態。 読み返すと統一感のない自由過ぎる内容ですが、こちらは相変わらずわたくしの個人的なblogとして復活させたいと思います。 それと同時にわたくしが主宰するフラハーラウのnoteも復活しましたので、そちらもご覧いただけましたら幸いです。

          ガジェットにはないもの

          コロナ禍真っ最中の、あるレッスンでの出来事。 スタジオへ向かう途中で、携帯電話もiPodもまるまる忘れたことに気がつきました。 レッスンに向かうのに、こんなことは初めてです。 バッグの中には除菌スプレーやフェイスシールドなどの感染予防対策グッズはバッチリ入っているのに、肝心の音源がありません。 やってしまった…と思ったけれど、 『そうだ、久しぶりにkakikoをやろう』 電車の中でひとしきり考えてそう決めました。 kahikoとはIpuheke(ハワイの神聖な打楽器

          ガジェットにはないもの

          真珠の涙

          🧜‍♀️マーメイド・イン・パリ🇫🇷 公開を心待ちにしていた“マーメイド・イン・パリ” 人魚の歌を聴いたものは、恋に落ちて心臓が破裂して必ず死んでしまう。でも人魚は恋を知らない。 恋に破れ、心も破れたまま生きる男が、セーヌ河の氾濫で打ち上げられた瀕死の人魚と出会う… 私の表現のルーツであるフランスの詩的なエスプリが宝石のようにたくさん散りばめられていて、 主人公が50年代初期のロックンロールファンで、ファッションや音楽、インテリアも最高。 でも決してビジュアルの美し

          ALOHAという名の映画

          皆さんこの映画知ってましたか? わたくし恥ずかしながら最近まで全然知りませんでした。色々調べたら2015年公開の作品なんですが、なんと日本未公開。 『あの頃ペニー・レインと』のキャメロン・クロウ監督の作品で、なぜ日本未公開だったのかこれまた気になって色々調べてみたら、人種差別の問題などがあって当時酷評されたらしく。 それが原因かはわかりませんが、日本ではDVDすら販売されておらず配信のみということで、ハワイが恋しくて見始めたのです。でもあまり期待はせずに。 なぜってこ

          ALOHAという名の映画

          フラガールミミーのLINEスタンプ

          フラガールミミーのLINEスタンプ

          成人式の思い出

          新成人のみなさん、ご成人おめでとうございます。 成人の日に、地元の商店街で艶やかな振袖を着た女の子たちと何人かすれ違い、その輝きと初々しさに涙が出そうになりました。 昔は1月15日が成人の日でした。 そしてその日は父の命日でもありました。 世はバブル真っ只中で、私はすでに社会人。 自分のボーナスで買った振り袖は、二十歳にしてはずいぶんと落ち着いたものを選んだなぁと思います。 高校生の頃から「お勤めの方ですか?」と声をかけられるほど大人びていたのでした。 私は成人式

          アイヌモシリ

          先日『アイヌモシリ』を観ました。 私はハワイという異国の島の文化を学んでいながら、自分の国、日本の民族についてほとんど学んできませんでした。それがずっと心にひっかかっていて、この映画を知った時点で「観なければいけない映画」と思っていました。 この映画を観る前と後では、自分の持っていたアイヌの世界観はガラリと変わりました。 アイヌという言葉そのものが“人間”を現していることもはじめて知りました。 外側からそれをどんなに理解しようとしても、その血が流れている民族の世界観は

          Beautiful Young Generation

          1969年のオープンから約50年の間多くの方々に愛されてきた老舗のロックバー&ライブハウス 渋谷B.Y.G。 開店当初は、“はっぴいえんど”など名だたるアーティストが出演するライブハウスとして知られ、 現在は“BEGIN”を中心に、音楽を愛するさまざまなアーティストが出演し、店内ではロックミュージックのレコードが流れ、お食事と音楽を楽しむ場として多くの方々に親しまれてきたB.Y.Gが、 コロナ禍の影響を受けてクラウドファンディングを立ち上げたとのことで、私も微力ながら参

          Beautiful Young Generation

          YES

          『“DOUBLE FANTASY – John & Yoko”東京展』 2018年にジョンの故郷イギリス・リバプール博物館で開催された大規模な展覧会が、今年John生誕80年を記念して、ヨーコの故郷東京で開催されています。 1989年に映画“イマジン”が日本で公開されて、その時はジョン目当てで観に行ったのに、帰りはすっかりヨーコに魅了されて映画館を出ました。 2人のエピソードは世界的に知られているけれど、今回の展覧会は、2人が惹かれ合うきっかけとなったヨーコの作品“天井

          フラっていいね♥️

          フラっていいね♥️

          ウリウリ(ʻUlīʻulī)の思い出

          今、シングル・ウリウリを使った新しいKkahiko(古典フラ)を学んでいます。 ※ウリウリは正しくはʻulīʻulī(ッウリーッウリーと発音します) ウリウリとはフラを踊る時に使う楽器の一つ。木の実と鳥の羽で作られたマラカスのようなもの。 はじめてキングカメハメハ・フラコンペティション日本大会に出場した時、使った楽器はシングル・ウリウリでした。 最初はウリウリを振る練習をひたすら続けました。後半は手の甲や指が擦り切れて流血。痛くて持てず、包帯を巻きながらやっていました

          ウリウリ(ʻUlīʻulī)の思い出