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筆不精のハガキ職人になりたい

なかなか梅雨が明けてくれない。

どうしたものか、今年は。

こじらせちゃって、ひきずっちゃったりで困ったもんだ。
暦はもう8月に向かおうとしているのに...。

梅雨が明けて、じりじりと暑い夏がやって来て、学生達は夏休みで浮かれて、若者は夏フェスで肌を真っ黒にして、オジサン達はビアガーデンで飲んだくれて、わたしはスイカを頬張りながら、大切な人に暑中見舞いのハガキを認めることがまだできない。

そのために今年は奮発してかわいいハガキを買ったのに。

年賀状もここ数年1枚も書いていないし、はっきり言って、わたしは筆不精なんだけど、暑中お見舞いのハガキを出すのは何故か好き。

多分、年賀状ほどかしこまってないし、気軽で適当でも許されるという気持ちがどこかにあるからだろうと思う。
身構えてない感じというか...。

実際に書く内容もホントに適当だ。

『とうもろこしの皮が歯に詰まったまま半日過ごしました』

『いい年して痴漢にあいました』

『ジーンズのポケットにレシートを入れたまま洗ったら、ナチュラルなケミカルウォッシュになりました』

とかである。

相手にとってはどうでもいい情報だが、ちょっとクスッとして幸せな顔をしてくれれば、わたしの目的は達成する。

早く夏よ来い!
今年も創作意欲に沸いている。



おしまい。
※いつも読んでくれてありがとうございます!

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