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波照間ブルー!日本の最南端はすごいパワースポットだった!ー前編

なかなか雨が止まない波照間島。
サンライズが見たくて早めに目を覚ましたものの、朝6時の時点では雨はまだ降り続いている。

「また今日も雨だろうか」

そんな気持ちでのんびりとチェックアウトのための荷造りをしながら、昨日、共同売店で買ってきていたしょうが湯をゆっくりと飲んで時間を過ごす。

そして部屋の扉を開けると、向かいの部屋に泊まっているというより、もはやここを終の棲家という感じで住んでいるゆうこさん(仮名)に朝の挨拶。朝の8時くらいになっていたかな、その頃には雨が上がり、なんと太陽が顔を出し始めたのだ。

「一眼レフを持って波照間ブルーを撮るためにニシ浜に行かねば」

そう思って、ゆうこさんに写真を撮りに行くことを伝えると、朝写真を撮るなら、波照間港のテトラポットからニシ浜を撮ると綺麗に撮れるみたいよ、と前にこの宿に泊まったゲストから聞いたとっておきの情報を教えてくれた。

では、波照間港へと電動ママチャリに乗って、いざ出発!
と思ったら、電動が作動しない。
どうしたものかと電池を一度外して再度セットしてみると、電動が動き出した。

電動が作動せず焦る私を「落ち着きなはれ」とばかりに、あきれ顔のクロちゃん


港までは、15分くらい電動ママチャリを走らせれば到着するはず。
向かう道中に、コート盛という史跡があり、そこに登ると見晴らしが良いということで、寄り道してみる。

コート盛は、琉球石灰岩を積み上げた火番所で、波照間港から集落へと向かう道の途中にあります。琉球王朝時代に建てられ、海上や往来する船を監視して烽火を揚げたと伝えられています。

Source: おきなわ物語 
https://www.okinawastory.jp/spot/600006904


逆光気味になっていますが、コート盛
向こうに海が見えます!
体感としてはもっと高い気がしたけれど、写真で見るとそこまで高く感じないですね


コート盛からの眺めも堪能し、港を目指し、再度ママチャリを飛ばすこと10分。

向かう道には、私以外誰もいない


波照間港に到着。
テトラポットはいったい何処?とウロウロと探していると、5歳くらいの男の子を連れた男性がいたので、

「テトラポットの方からニシ浜が見えると聞いたのですが、どっちのほうに行ったらよいか分かりますか?」

そう私が尋ねると、

「あー、すごく昔にここに来た時に行ったね。あっちの方だよ。足元が悪いから気を付けて」

と親切に答えてくれる。

そのテトラポットに到着。
高所恐怖症の私には、もはや何かの罰ゲームでしかないような高さまでよじ登って、ガクガクする足の震えを抑えながら防波堤を歩いていくと―

「うわー、これが波照間ブルー!!」

突然にものすごい光景が眼前に広がる。
この時間を十分に堪能したいと思った私は、そこに座ってしばらく清々しい海風に吹かれていた。

港から見たニシ浜
防波堤を歩いていくと、波照間ブルーが!
快晴ならもっとすごいはずですが、十分に美しい

どのくらい防波堤で海を眺めていただろう。
30分くらい?いや1時間くらい?

気が付いたらチェックアウトの時間を過ぎてしまっている!
慌てて宿に戻り、チェックアウト。

遠くから見ていたニシ浜に行きたくて、しかもあの海に入りたくて、水着を持って、そしてGoProも持ち、またママチャリを走らせる。

目的地に向かう途中、「放牧されている牛と向こうに広がる海」というとても平和な景色に目を奪われて途中下車。

煙突が出ている建物は製糖工場



ニシ浜に近づいていくと、あまりに美しい海が目の前に広がり、思わずシャッターを切る。

なんとも言えない青さ


そして、ニシ浜に到着。
昨日はほとんど人がいなかった海。
今日は家族連れや若いカップル、写真を撮りに来た人たちなど、たくさんの人で賑わっていた。

シュノーケルセットを持ってこなかったことを深く後悔する自分


水着に着替えて、海に入り、GoProでほんの少しだけ海の中を撮影。


しばらくニシ浜の海を堪能して、時計を見ると、とっくに午後1時を過ぎている。

そう、この島には、食堂がほとんどないのだ。

そのことを思い出し、朝から何も食べていない自分は、この後食堂探しの旅に出るのだがー

(後編に続きます)

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