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心がしんどくてたいへんだった1月を、あの手この手でのりきった話

2024年の1月が終わりました。

日本の中だけでも、年始からニュースの大きな見出しになるような出来事が続き、そのあとも心がもっていかれるような出来事が跡を立ちませんでした。

年が明けて、楽しいことも新しい出逢いあったし、おいしいものも食べたはずなのに、この1ヶ月はたったの1ヶ月とは思えないほどに、心が重たくなるようなことが次から次へと起こる、とても荒々しい1月。

その中をくぐり抜けてきた1月末現在の私の心は、どこか疲れているような気がします。

ずしっとした重さを感じる「しんどい」という方言がしっくりくる。

しんどいなと思ったときにどう乗り切るか

個人的に、昨年2023年から「しんどさ」に悩むことが多かったので、そこを乗り切る方法も、同じくらい日々考えました。

例えば、考えたくもないのにイヤな出来事が頭から離れず、連動するように心が”ずしん”と重たくなってしまったとき。そんなときは、そのことを一切考えないようにあらゆる情報を遮断して、代わりにお気に入りのpodcastを耳に注入することで「ふふふ」と笑えるようになったり。

向き合うパワーが足りないときは、現実逃避も1つの手段だと私は思っています。時期によって私なりの流行りや好みもあるので、乗り切り方は常に更新しながら、なんとかやってきました。


このnoteは、個人的にしんどかった2023年を越えて、どうにも落ち着かない2024年1月を生き抜いた私の、乗り切り方を記したもの。

おそらく真新しい手段は出てこなくて、一般的なごく当たり前のものばかりだと思います。でも、そんな当たり前で基本的なことこそ、難しくてできなかったり、やっぱり大切なのだと身をもって学んだので、恥ずかしげもなく書いていきます。

誰かの参考になるかはわかりません。

ただ、未来の私には、いまの私ががんばって取り組んだことは絶対に参考になるはずだから、私のためにも備忘録として残しておく。

SNSやテレビから離れる

これに関しては、知っている・やっているひとが多いだろうと思うけれど、とても大切で、今年に入ってすぐにこの必要性を実感したので、そのときの様子と共に書き記します。

2024年元日の地震が起きた直後、私は注意深く、テレビの地震や津波のニュースと、SNS (主にX、Instagram)での注意喚起を見ていました。というのも、震源は石川県ではあるものの、私が住んでいる「福岡県日本海側」が〈津波注意報〉の地域に入っていたから。

自宅が大きな川や河口付近であることから、大雨の際に〈大雨洪水警報〉が発令されることは頻繁にあるけれど、〈津波注意報〉はこれまで馴染みがなく、規模感がわかりませんでした。

また、"もし避難をするにも私1人なら簡単に動けるけど、同居している80歳を超えたおばあちゃんはそう簡単にはいかない、どうしよう…"

そんな不安が大きく、情報収集に一生懸命でした。

最終的には、福岡に住む友人と連絡を取って情報を共有しながら、いつでも避難できる準備はしつつ、自宅待機をしていました。結局被害はなかったものの、夜の津波到達予想時間(19時頃)から満潮の時間(0時頃だった)を超えるまでは、ずっと落ち着きませんでした。

テレビは途中で電源を消しました。

誰かにとって必要な情報を発信していることはもちろん理解しているけど、私にとっては、映像も解説もただ不安を煽られるだけのものだったので、そこからの情報は遮断することに。福岡のことには、ほぼ言及していなかったことも大きな理由です。

その後ほどなくして、SNSも見ることをやめました。

正直、そのときはすでに情報を摂取しすぎていたから、もっと早く離れればよかったなとは思ったけど、安心できる情報を手に入れたい気持ちが勝ったからしょうがない。

でも、やっぱり、ほとんどは同じように心配なひとたちが発信をするから、そこで得られるのは安心ではなく不安ばかり。そんなことも落ち着いて考えたらわかるけど、渦中にいると、その判断はなかなか難しいなと感じました。

SNSを見ない習慣を普段から身に付けているわけではないから、特にこういうときはより気をつけないとのめり込んでしまうなと、いい気づきになりました。

とはいえ、これを書いているいまも、SNSでとある悲報と、それにまつわる数々の投稿に触れてしまいしんどくなってしまっているのです。

特に、SNSは仕事でも使うので「使わない」選択はいまの私にはないけれど、いい距離で付き合っていきたい。私はまだまだ、距離感下手です。

気を置けないひとと話す・連絡をとる

ここでいう「気を置けないひと」は、遠慮なく、なんでも伝えられるひと。何よりも自分自身が安心して伝えられる、聞いてもらえるという確信があること、心地がいい関係であることを大切にしています。

個人的には、「相談する」というより「ただ話を聞いてもらう、受け取ってもらう」というニュアンスです。あと、そのときの内容は、必ずしもその渦中の話を長々聞いてもらうこともあれば、そうでないこともあります。

いましんどいことを伝えて、受け取ってもえると、ほっと安心することありますし、なんでもないような話をすることで心がほぐれることもあります。

そのときの自分の気持ちに合った受け取り方をしてくれるひとがいい。私は、電話や会って話を聞いてもらうこともありますが、LINEなどのチャットで受け取ってもらうことも多いです。

早速、1月も頼りにさせていただいた皆さま、本当にありがとうございました。
いつも私の話を聞いてくれる方々には、心底感謝していますよ。

むやみに夜更かしをせず、早めに寝る

心が沈んでいる夜ほど、むやみやたらにSNSを徘徊したり、別にいま観なくてもいい動画を観て時間を溶かしては、気づけば深夜3時、4時……最悪徹夜なんてことありませんか?私は往々にしてあります。

そうすると、必然的に朝のスタートもしっかり遅れて午前中からやろうと思っていたこともできず、1日の予定が狂って自己嫌悪。そして、さらに心が沈んで、また気づけば深夜……そんな悪循環に陥るのです。これはまさに昨年の私の実体験です。

元々寝るのは遅い方(1〜2時)でしたが、さらに深い時間に寝るようになっていた悪循環の渦中のときは、心も弱っているし、元の生活リズムに戻せないような気すらしてすごくすごく怖かった記憶です。

その後の私は、無理のない範囲※ で少しでも早い就寝を日々意識して続けることで、徐々に朝もすっきり起きられるようになり、次第に心も健やかになりました。自律神経が整っていったのだと思います。

※急に22時までに寝るなんて難易度が高いことはできないので、〈3時以降に就寝→2時までに就寝〉など、30分〜1時間程度でも早められたらOKのゆるゆるルールにしていました。少しだけの変化であっても、無理をせずに続ける方が最重要。

私も、まさか自分がこんなに悪循環にどっぷりハマるとは思っていなかったけど、見事にハマっては、抜け出すことに時間がかかりました。私は常に乱れがちなので、いまでも要注意事項です。

ちなみに、20代の私は徹夜も、日々の3時就寝も全く平気でしたが、どうやら私の30代は厳しいみたいです。(体力の低下説も濃厚です)

これからのために考えていること

迷ったり悩むことが多かった私の2023年に、しんどさは付きものでした。

それまでの悩みごとは「寝ること」が私の万能薬だったのに、寝ても何も変わらなくて、長い時間寝れば寝るほど怠さを覚える始末。悩みの種類か、身体の変化か、いままでが通用しなくなったことが本当にキツかった。

気づかぬうちに、「しんどい」が積み重なって大きな大きなものに膨れ上がってたのかもしれません。

また、先ほど書いたように、生活リズムが崩れて悪循環に陥っていたときは、突破口が見えず、改善方法も分からない中で、誰かに話すことも恥ずかしい気持ちもあり、すごく孤独を感じていました。

あとあと考えると、こういったときに、もしかしたら精神科や心療内科に行った方がよかったのかもしれないと、いまは思います。

これまでも私は通院をしたことがないので、初めのハードルはあるのですが、身近なひとやインフルエンサーの方で、定期的に通っているひとの話を見聞きする限りでは、大切なメンタルケアのひとつの手段として、もっとラフに行っていいところなんだなと感じています。

体調を崩したときに病院に行く選択肢が身近にあるように、心のバランスが崩れたときに病院の選択肢を持っていても絶対にいい。未来の私のために、そんなことも考えています。

好きなものに身を包むと、私は心があがるのです

しんどい私も受け止めていく

私はメンタルが安定している人間だと、長い間ずっと思っていました。

いままで仕事で多忙な時期を何度も何度も経験したけど、楽しんで乗り越えられてきたし、時折感じる「しんどさ」もどうにかしてきた。自分は平気な人間なんだ!!と思っていました。

でも、決してそんなことはないとわかったのがここ1年の話です。

最初は、そんな私はダメだと受け入れられなかったけど、いまは、そんな私も私ならどう生きるのがいいのかな〜と、時間をかけて、少しずつ軽やかに考えられるようになりました。


まだまだはじまったばかりの2024年。

これからどんなことが起こるのかと想像することも少し怖いですが、そんな中でも希望を持って、「しんどさ」も、ときに感じながら、すこやかに、いい1日1日を重ねていきたいです。


そして、出だし遅れましたが、これが私の新年最初のnote。思いがけず赤裸々に書いてしまいました。

この1年は、私という人間の心の中をより知ってもらえるよう、丁寧に記事も重ねていこうと思います。

今年もどうぞよろしくお願いします。

1月2日に落ち着かないながら作った博多雑煮。

おまけ:1年前の私へ

きっと、ひとは些細なことで心のバランスを崩すんだろうし、いまの自分をそんなにダメだなんて思わなくてもいいよ。

回復したら、また、よりよい日々が送れるように、叶えたいことを叶えられるように過ごそう。

焦るけど、焦らなくて大丈夫。

私の周りにいる大切なひとたちは、ほんとうに優しくて最高だから、勇気を出して頼ってね。

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