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あまくてつめたくてえらい

頭のなかがぐちゃぐちゃしていて
なにも言語化できないまま
1ヶ月経ってしまった。

わたしと
おそらく彼のなかでも、
それぞれの1ヶ月。

自分から切り出したことだし
それ以前との自分の気持ちに
特別大きな変化があったわけではないと思う。

でも、喧嘩して仲直りしたのに
返信がぱたりと来なくなって
その一連の流れのどこかで
わたしのなかの何かが切れてしまった。

先のことはわからないけど
とにかく今は終わらせようと決めてから
まだ別れてもないのに涙が出てきて

伝えるときも号泣してしまって
彼はすこし困った顔をしながら
でもやっぱり悲しそうだった。


1ヶ月経てばなにかわかることがあるか、

たとえば
なにが引き金をひいたのだろう、とか
なにが違ったら続いたのだろう、とか
ふたりのどちらが悪かったのだろう、とか

何かわかるかと思ったけど
1ヶ月前とそれほど思考は変わらずに
ぐるぐるぐるぐる、、、


ただ、わたしに悪かったことがあるなら
思い当たる節はふたつ
わりとなんでも真に受けてしまうこと
些細なことで傷ついてしまうこと

でも些細じゃない傷も
いくつか負ったと思うし
それが何度か繰り返されるうち
すきだという気持ちに蓋をしないと
一緒にいられなくなってしまって

そしたらあるとき
ちいさな石につまずいて
転んだらもう立ち上がれなくなった

たぶん、そんな感じだ

だから終わりを決めたとき
ようやく蓋を外すことができて
押し殺していた
気持ちがあふれてしまったんだと

わからないけど
たぶん、そう思う

わたしが彼に負わせた傷もあるだろうし
彼がどう思っているかはわからないけど
そしてこれからどうしようって
それもなんにもわからないけど

少なくとも1ヶ月前のわたしには
別れることが必要だったからそうしたのだと

それだけはたしかだ。


カメラロールを遡れるようになって
些細な成長は感じるけれど、
写真ってなんだろうなと
その定義をゆらゆらさせながら
Instagramの投稿を考える。



きみはどんな1ヶ月だった、って
聞いてみたい気持ちを抑えて
この私情全開なnote. を書きました。

くどうれいんさんの
"わたしを空腹にしないほうがいい"、
読み返そうと思ったのに
全く手を出せていないなあ。

失恋と食の短歌とエッセイ。

"ソフトクリームはあまくてつめたくてえらい、桃のソフトクリームはあまくてつめたくて桃の味がしてえらい。"

ってなぜかここだけ
ものすごく覚えている。

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