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辞めると決めた日

「よく決心したね」

意外な一言。

経験を活かしてみんなを引っ張って欲しいと言われて張り切って入社した。
言葉通りまぁひどい状況だったから無邪気に色々意見してみた。
全部否定された。
こちらの意見に同意してくれてた人は変わらない会社に失望してどんどん辞めていくか、
諦めモードに入って何も言わなくなってしまった。

それでも、何か変えられるのではないかと必死で戦ってきたが、
やっぱり変わらなかった。
頑なに変わることを拒むのだ。
経験も浅いくせに他の人の意見に耳を貸さず、
役職を使ってねじ伏せる。
間違っても決して認めず謝らない。

周りにもそんな会社でそんなにやる意味ないからそんな会社辞めろと何度も言われたが、
それでも何か変えられるんじゃないか、と期待して必死になっていた。

しかし、結局蓋を開けてみるとそんなことは全く評価されないどころか臭いものには蓋をする方式でむしろ評価は下がったとわかる体制変更に向かっていることがわかった。
できる人ならばどこに行っても評価されねばならないう意地もあったが、
評価者が見る目がなければ正当な評価はされないという視点も持っても良いんだなと気づいた。

母に、親友に、会社辞めることにしたと言ってみた。
この2人は辞めることをすすめてはなかったし、
無理はしないでという程度で、会社辞めると言ったら、それはどうかな?と言われるかと思いつつも言ってみた。
そうしたらまさかの
「よく決心したね」と。

涙が出てきた。
私にはそんなこと言えるのかな…
本当にこの2人はすごいと思った。
特に母は、あなたの決断なら応援するからって(T^T)

私もそんなこと言える人になりたい。

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