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体のSOSに気づくことの大切さ

前回、体の変化について気づくことが大事だということをお伝えした。今回はその続きで私が体の変化に気づけなくて、少し後悔していることをお伝えしたい。

違和感に気づかないまま、1年

私の左耳は難聴である。生まれつきの難聴ではなく、後天的に発症した感音性難聴と呼ばれるものだ。

小学校高学年の時、友達との会話で聞き返すことが増えた。そのときは違和感を感じつつも体の変化には気付かなかった。

違和感を感じたまま、1年くらい経過して、日常会話に差し支えがでてきた。聞き返すことがあまりにも増えたので、少し変だなと感じていたのだ。また、よく考えると左耳だけが聞こえにくくなっていたので明らかにおかしいと思った。

そこで、近くの耳鼻科を受診することにした。耳鼻科では左耳の方が、耳の機能が老化したお年寄りの聴力であると診断された。

そのときお医者さんに言われた言葉は今でも忘れられない。

「飛行機の操縦士にはなれないだろうけど、日常生活には支障はないよ。」

なるほど、確かにそういうことだよね。

生きていけるならそれでいい

現実問題、左耳が聞こえなくても生きていける。日常生活に不便はない。家族や友人とも普通に話せる。

ただ、聞き返すときに少し切ない気持ちになるだけ。大勢の人の中で話すときに相手の声が聞き取りにくいだけだ。

それでも人は優しくもう一度話してくれるし、大勢のなかでは大きな声で話してくれる。そういった配慮をしてくれる人にはいつも感謝している。

体のSOSに気づいてあげて

感音性難聴は突発的なもので誰にでも起こりうる。ただ、違和感を感じたとき早めに病院に行けば治ることがあるらしい。

難聴に限らず、病気は早めに対処すれば大事に至らないケースもある。違和感は体からのサインである。体のSOSを無視しないでほしい。

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