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薄い空気のなかで、光のきざしを探す【展示のお知らせ】

開催前の世間話(浮世離れを許してくれる人)

だんだん酸素が薄くなっていくような焦燥感が募る、不穏な気配に満ちた日々。我々が空気を取り合ったことで加速する不安と自粛ムード。「人類の道徳や隣人愛を試すためにやってきた厄災みたいだ」なんて浮世離れした空想で、私は気を紛らわせている。

そもそも浮世(うきよ)という言葉は「憂き世」が語源だそうで、憂き世は「辛いこと、気持ちの晴れないことが多い世の中」という意味。まさに今、集団がこの憂き世に沈められているように思えてならない。

そんな中、3月3日から予定通り個展を開催することにいたしました。以前からお声かけくださっていたギャラリーさんのスケジュールに穴をあけるし、お菓子の原材料も仕入れてくれていた。そんな自分たちの都合もあるかもしれない。けど、もしご自身の判断できてくださったなら、ひととき憂き世を離れて甘い夢に溶けてもらえたらと思うのです。たとえば、イートイン限定のメレンゲ&ホワイトチョコムースのデザート。儚く美しいお菓子だ...

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私はどうにかなるときは、どうにかなってしまうと思うので、やり残したことがないように日々生きていけたらと。100日後に死ぬワニを、見届けられる前提でぼんやりしていては、いけないなと。不要不急の外出は控えよ、という言葉の通りの状況ですので「みんな来てね〜!」なんてとても言えないのですが...。応援は嬉しいです。以下、活動記録を残しておきます。


HOTEL moshica 個展「エーテルをみつけて」

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開催概要
会期:2020.3.3(火)〜3.15(日)
open 12:00〜19:00 closed 月曜定休
会場:toiro(@toiro_kobe
アクセス:神戸市中央区下山手通3-2-14林ビル3F東
在廊日:3/3、3/14-15
主催 HOTELmoshica スタッフ
お菓子 吉田菜々美 @nanami3131 @cafe_selen
言葉  名和実咲 @miiko_nnn
空間・美術  五味春佳 @hrkgm_


お菓子とことばにまつわるクリエイティブユニット moshica企画がお送りする「HOTELmoshica」。展示では架空のホテルにまつわる物語をお菓子と言葉に紡ぎ、訪れた方々にお届けしています。

お菓子を手掛けるのは、兵庫県篠山市のcafe selen店主の吉田菜々美 さん (お菓子写真も撮影してくれたよ*)

↑のチーズケーキをはじめ、10席ほどカフェスペースがありますので、座ってゆっくりとお菓子と珈琲をお楽しみいただけます☕会場は兵庫県(三ノ宮)にあるカフェ・ギャラリー「toiro」さんです。

🍰限定デザートのお取り置きについて(2020/3/3追記)

展示初日を終えてお問い合わせをもらった予約や、スイーツの取り置きについてまとめておきます。

Q.スイーツのお取り置きはできますか?
イートイン限定の「透明なゼリーがのったいちごのチーズケーキ」「ホワイトチョコムース&レモンのメレンゲのデザート」のみ、お一人様1つずつお取り置きを受けております。私のSNSに直接、下記4項目をご連絡ください。

  1.お名前/2.来店日/3.ご連絡/4.商品名

一日に作れる数に限りがございます。急なご来店日の変更の場合、確保が難しい場合がございますので、ご了承ください。

🍰デザート/焼き菓子のメニュー一覧(価格表)はこちら

Q.席の予約はできますか?
→申し訳ありませんが、席の予約はできません。10席ほどの小さなスペースですので、順番にご案内しています。

Q.スムーズに入れる時間帯はありますか?
→初日の平日のみの感想ですが、12:00オープン〜13:00の間がスムーズです。焼き菓子も数が残っています。


エーテル、エーテル、エーテル

抽象的で、曖昧で、掴みどころのない存在。今回の「エーテルを見つけて」展では、どこか非科学的な"エーテル"という存在を追いかけた研究者のたまごのおはなし。

目には見えないけれど、曖昧な季節に満ちゆく光や、いのちや芽生えの予感や気配をすくい上げてみました。空気の薄い生活から、息継ぎをするように何かをつくるのはとても生きた心地がしましたよ。

展示のコンセプトに合わせて写真を撮りました。一部フォトギャラリーで公開していますので、"エーテル"で検索していただければ表示されるかと。よかったら使ってください。



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