山口警察署の返答に無力感を覚えた。警察は「市民の安全のためにある機関」ではないことが判明した。山口市の山口県精神保健福祉センターと山口警察署に相談に行く。

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1月15日。

前置きですが。

親が守ってくれる健全な環境で育った人にはわからないだろう。

私にとって、父は、「怒鳴り散らし、危害と屈辱と虐げる行為を与え続ける何をするかわからない腫物(はれもの)的存在」だった。

だから、相談をしたときにふつうに「話せばいい」「言ってみたら?」と言ってくる人たちの心情は本当によく分かるが(平等で双方向が普通の円滑で健全なコミュニケーションというのは私は知っているし、そういう普通のアドバイスが来るのも私はよく理解できる。ふつうの親子関係とはそういうコミュニケーションが取れるものなのだろう)

私の父は違うのだ。虐げさせ、従えさせ、こちらが自分の意志や意見を少しでも言おうものなら、瞬間で逆上し、表情もすごい剣幕で唾を飛ばして怒鳴り散らす。

こちらは恐怖で固まるか、思考停止になり動けなくなる。それ以上恐怖を与えられる代わりに、自分を曲げて従うことを選んでしまう。

物心ついたころから何十年もずっとそうだった。幼稚園の時も、小学生の時も、中学生になっても、高校になった時でさえ、父の反感が怖くて自分の殻に閉じこもるのがせいいっぱいだった。

私は、ばかなふりをしたり、父がどこかへ行こうといってきたときは病気になったふりをしたり、暗い雰囲気を出して父が近寄らないように、自分の思いつく自分なりのせいいっぱい距離を取る工夫をして自分を守ってきた。

おかげで自己肯定感は下り坂を転げ落ちるように、年齢を重ねるほど下がっていった。

父は本当に信じられないくらい、しつこくしつこくしつこく、相手の神経がすり減り力がなくなるまで恫喝してくる人間。

まるで獲物にかみついた蛇が時間をかけて獲物をじわじわと絞め殺すのとよく似ている。

そこをご理解ください。

そういえば、父は蛇年だ。父自身が自分の性質を蛇だと思い込み、

自己催眠でもかけているんじゃないのだろうか?

人として、おかしすぎることが多々あるからだ!

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昨日父がお風呂場で壊して亀裂と破片になった洗面器を袋に入れ、これまで相談に行ったところでもらった資料と、私の記録ノート、昨日父が暴れて私の部屋に向かって大声で怒鳴り散らした音声を撮ったスマホを持って、

山口市にある「山口県精神保健福祉センター」へ行った。

場所は山口警察署のとなり。

当日に電話をして時間を取ってもらえたことに感謝します。

担当の方2人(男性と女性)が話を聞いてくれ、

私の質問にもこたえてくださった。

本当に動揺していたので、話がしっちゃかめっちゃかだったかもしれない。

ここでも、おそらく最初から話した方が状況が伝わると思い、

他の相談機関でもそうしてきたように、

ほんとうに1から説明をした。

(横の連携が山口市には何もないので、どこに行っても最初からやり直しのように説明している。まるで苦行だ!途中であきらめる被害者もいるのではないか、と思われる。私は怖くて未来が不安でそれどころではないので、行動している。それが私の原動力になっている。)

父が壊した洗面器も物証として見せた。(他にもいろいろ壊しているが、さいわいにも、持ち出しやすかったのと、動揺していたのと、物的証拠があった方が伝わるかもしれないと思ったため)

私はこれまでの経緯を話す中で、憤りとやるせなさと、サポートでなはいサポート体制に対する不満と、父からの暴力の怖さと怯えから抜け切れていなかったのと、いろんな感情がごちゃごちゃになってあふれてしまって、

これまでいろんな相談をしてきて、やるせなさと混乱で初めて人前で泣いてしまった。

これまで、泣いたら同情心を買うことになって、相談者の正常な判断を途絶えさせてしまうかもしれない、という気持ちがあって、それはフェアではないから、絶対に人前で泣くのはしない、泣かれても、相談に乗ってくれた人はきっと困ってしまうだろうから、と泣かずに気を張って相談していた。

でも、きっと、私の中で、もう限界だったんだろう。

何をしても、父は暴力をふるう。

相談しても、話を聞くだけで、誰も何も助けがない。

孤立と恐怖と絶望感と無力感とやるせなさで、

どうしていいかわからず、泣いてしまった。

だけど、話し続けた。

そして、私が話に来た目的は、

この山口精神保健福祉センターには、父のような精神異常者のところに訪問に来てくれるようなシステムはあるか、ということを聞きに来た。

答えは、ない、とのこと。

話を聴いてくださった方には感謝。

仕事の範囲内でしか動けないのは当然の対応だしな。

話をきいてくださり、ありがとうございました。

だけど、機関として

やはり、ここも同じ。

ここは山口県の施設なんだろう。(名前からして)

山口県と山口市はDV加害者にやさしい市なんだな。

しかも、DVと名の付く山口県と山口市のサポート機関は、

緊急性のあるもの以外は話を聞くだけか、ほかのサポート機関を紹介するたらい回しの職務内容。話を聞くだけの息抜き機関。

しかも、緊急性のあるものというのは、実際に体に対して暴力をうけたりするような、まさに「警察沙汰」のヤバい内容。

これでは、山口県と山口市のDVの対応は何か事件が起こるのを待っているのと同じことなのでは?

加害者は普通の思考じゃない。家族だけではどうしようもない。

未然に防ぐという考えが、山口県と山口市と山口にあるDVの相談所やあらゆる機関にはないようです。

山口市役所の人権推進課の人も、サポート案に対して、父の家庭内暴力の実情を知ったうえでの返答が「進めるつもりもないし、進める予定もない。」だったもんな。

なにが人権を扱っている部署なんだか。

(担当者を非難しているわけではなくて、部署のありかた、融通のきかなさについての非難です。)

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私は、衛生保健福祉センターの人の答えを聞いて、

「隣の山口警察署に行ってみます」と言い、

隣の山口警察署に父の壊した洗面器を袋に入れて、他一式も持って受付へ行った。

受付で担当部署の人を呼んでもらった。

去年、話を聞いてくれた人と同じ女性のようだった。

生活安全課の人に相談。

突然来たにも関わらず、時間をとってもらってありがとうございました。

以前相談していたので、大体の内容は記録してもらっていたので事情は1から説明しなくてよかった。

今回は、父がまた暴れたことを伝え、スマホで撮ったその時の音声と、派手に壊した洗面器を見せた。

まだ動揺したまま話していたので、話す内容が支離滅裂だったかもしれない。

スマホの音声は、音を大きくしていたせいもあってだが、普通の人が聞いたら卒倒するような怒鳴り散らし方で、私も内容が分かっていながらも怖すぎた。

警察の人は、その爆音の怒鳴り散らす音声に耳を傾けていた。

父の、発する言葉の一言一句を聞き取ろうとしているようだった。

暴れて何か物に当たり散らしている音声もしっかりと記録されている。

壊れた洗面器も袋から取り出した。

厚めの洗面器が見事に割れていて、大きな亀裂と、いくつかの破片も取り出した。

誰が見ても、尋常ではない力で殴りつけて壊したのは明白な状態。

これはまだ、わたしからすると「ましな方」。とんでもない暴れ方を、私は小さいころから目の前で目にしてきている。

みなさんに、私の脳内に記憶している父の暴れるシーンを総まとめして上演して披露したいくらいです。この恐ろしさ、おぞましさを映画の上映のように皆に共有できたら、どんなに楽か!

言葉で説明するのには、限界があります。


私は、警察の人に、私が今日警察に来た目的を話しました。

「警察の人に、家に来てもらって、父に言ってほしいんです。

『娘さんが怖がっているから、暴れるのはやめてあげてください。』

これだけでいいんです。

父は、たぶん警察の人が来たら、それだけで抑止力になって暴力をふるうのをやめるかもしれない。

こうやって音声も撮って、実際に壊した洗面器も持ってきている。

なんなら、この洗面器を持って行ってもらってもいい。

父に暴れるのはやめてくれるよう、言ってもらえるだけでいいんです」

私は胸がいっぱいになってしまって、

なんとか警察の人に伝えました。

証拠も持ってきて、自分で頼みに来た。

警察は市民の安全を守ってくれる、助けてくれるところだから、

きっと来て、父にひとこと言ってくれるだろう。

でも、警察の人は、このような返答でした。

「前回も説明したと思いますが、

その場で何かあった時に警察を呼ばれれば現場に向かいますが

何かあった後で、警察に相談しても

対応しない。」

とのことでした。

私が、「音声をちゃんと撮って、こうやって物を持ってきて、明らかに怖い思いをしているのに、こうして頼んでいるのに、来てくれないんですか?

一言だけでいいんです。父に言ってもらうだけでいいんです。それだけで抑止力になるんです!

暴力を振るわれたことがない人は分からないかもしれないですが、

私は父が暴れている間は怖くて体が固まっている、考えも止まってしまっている。スマホで音声を撮ることがせいいっぱいだったから、今、こうして考えることができるようになってから相談に来ている。それでも警察は動いてくれないんですか?」

そう伝えても、理解していない私に少し諦めたようなかんじで

「その場で…」と、また同じ答えの繰り返しになってしまいました。

「警察の管轄外」だそうです。

警察の管轄『内』は、明らかな脅迫文言と、身体的暴力と、所有物が人のものを壊したという内容。

警察とDVを定義していることを扱っている自治体では、暴力の解釈が違うところも特徴としてあります。

自治体では、精神的暴力も明らかなDVです。

警察の取り扱うのは

いわゆる「見るも無残な修羅場」。

うちも、同じなんですけどね。

人に傷をつけるようなことを回避してなんでもやっているだけで。

物的証拠もあるのに。(洗面器は、おそらく父の所有物と判断されるでしょう)

父が計算して、法に触れることは全てかわしているだけで。

警察って、何なんだろう。

市民の安全を守る、いざというときに頼れる人たちって、そう思ってたのにな。

業務的には、やはり市役所と同じで、「文章に書いてあることに従う」ってことなんでしょう。

人を助けるっていう職業じゃなかったんだな。

勝手に、人情のある人たちが、市民のことを思って警察になって、何か一般人では解決できないこわい暴力に関わることも助けてくれて安心できる身近なヒーローのような人たち、そう思い込んでいました。

私の警察のイメージが、「正義の味方」だったので、

こんなに感情と融通のきかない仕事内容だとは思いませんでした。

山口警察署というところがそうなだけなのかもしれませんが。

関東にいたころに、なんでもないことでもすごく親切な対応をしてくれていたことが多かった警視庁の人たちとは、ちょっとちがう気風なんでしょうか?

パトパト警察車両に乗って巡回している時間を(山口市では無駄に多く見る光景)、個別に証拠を持ってきた人に使う余力はあるのではないでしょうか?

すべての価値観が、このDV問題で覆っている。

正義は、作られたイメージだけの正義だったのかな。



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