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音の聞き方まだ甘いな……

私はもう義務教育の段階で英語の音をもっと聴かなければなと気づいていました。
それは、多分だけどよく洋画を観ていた両親の影響からが始まりだろうと思います。

授業で少しだけ聴いてるものは、もう全然実際の音とは違うなと分かっていた。

そして、高校では洋楽好きの友達の影響もあり色々英語音声の音楽を聞き始めた。私自身、音楽聴くのが好きなので色んな地域出身のミュージシャンの曲を聴くようになった。

ここでも、授業での差を感じた

それで、大学に入ったら合間時間でなんとか自然な英語を聞き取れるようにしようと決めた。

音の聞き方を身体に身に付けるが目標!

それなので、アメリカ旅行もオーストラリア滞在日最初からも特別英語の音で困ることはなかった。最初、聞き取り慣れていない訛りに戸惑うこともあったが英語の音の傾向とかは分かっていたのですぐ慣れた。

なので、オーストラリア滞在を始め少し経って語学学校通い始めた時点で、割と生意気な学生だったと思う。音の聞き取りは変な自信があったから斜めに構えている態度をしていたし実際にできたので 笑。

そんななので、メインのクラスは日本人が1人もいない、韓国人とブラジル人そしてヨーロッパ人編成のクラスに入った。英語の音はみんな勘違いしない限りは聞き取れるそんなクラス。

そこで、英語の発音の話題になったことがある。確か、テキストに書いてある文章を読んだ後だったかな。

先生が、英語のどんな音が好きか?という話を始めた。そこで、好きな音の単語はないかという話になった。

すると、みんなものすごく沢山話しだして私は戸惑った。

それで気づいたのは、

わたし、音の聞き方まだ甘いな……

ということだった。

自分では音を意識して良く聴いているつもりでいたけれど、彼らの方がよほど英語の音の分析が良かった。これをもっと強化せねばいけないと思い知った。

振り返ると、クラスメイト達はよく発音は間違えていたし英単語も私より知らなかった。
これはどういうことかというと、正確に発音できていないしスペルを把握できていないということ。

けれども、彼らはなんとなく音の再現が出来る点で優れていた。
間違えても、音声を聞いてそれが分かると真似て最初は違えども精度を上げていき最終的に確立させる能力が高い。

使いながら身につける能力の高さが桁違い。

完全に私は彼らと違う方向にいた。

意味をとることは後回しで、音の癖を取り真似できる能力がある。
これはある意味すごいことだ……

それで、家に帰ってからともかく意味は捨て音だけを聴き丁寧に発声するも習慣づけた。

クラスメイトは授業中に、この単語が心地いいとか言って意気揚々と例をあげ始め、この部分が特徴があってリズムがあるとか響きがいいとか、とても英語の音に対して分かっていた。

もしかして、彼らは英語の音声学を学んできてこれが当然で私にはその視点がなかったのかと思い知った……。

意味も分かっていないのに、英語の音声を再現できる人がいる事実まで知ったしそんな人から学ぶことさえあった。

英単語を見て覚えて、そしてリピートする。

私は耳が良いので、そんな物真似が上手だっただけで音の繋げ方や音の出し方は彼らより怠っていたんだなと思い知った。

彼らからすれば、私が音の説明をなんも出来ていないのに発音がなんとなく出来ているのが不思議だったようだ……。

どれだけ練習ができていないんだろうかと……

なんとなくそれらしく音を発していたけど違ったものもあったのに気づいたしね…。

彼らは、語彙力も文法力も私よりは低かったけど、音の説明は人一倍できる人達。
だから、意味を取れてなくても再現が上手い。

それに気づき、なんとか追いつこうと音の分析を始め声の出し方を研究した。

正直、癖を取るのに大変だったものもある。

だから、英語を学んでいる人はただ覚え聞いて話してを繰り返すのではなく、なんとなく大枠を掴んだらちゃんと音の分析をし、口の形や喉の震わせ方や息の出し方にも気を配って欲しいと思う。

ヘンテコな癖がついてから治すのはとても非効率になる。

我々はネーティブではないので急に完璧にする必要もないが、日本語と英語ではそもそもの音の出し方が違うという意識はちゃんと持った方が良い。

残念ながら、私のように義務教育では足りないと聞き取りに気を配ってきた人間でさえ、余程意識しなければ音の分析が足りなくなりがちだという事実。

私は日本の中では変人扱いされるレベルに英語を聞いて耳が慣れていたけど、それでも音声学の視点を持ったアウトプット不足があった。

日本の教育は、暗記して書いて読んでが多い。

それでいて、聴く時間があったとしても少なすぎるし、その音声でさえ自然ではない甘いものばかりだ。

外国に出ればお話にならないカリキュラムだ。

音の聞き方まだ甘いな……と意識して聞き、そして音の出し方を真剣に考える時間が確実に足りない。

私は周りとの差を知り、それから気づき遠回りしたけど、今英語を学んでいる人は「音」への向き合い方、出し方の研究が日本では圧倒的に少ないという事実とちゃんと向かい合って欲しいと思う。

なるべく多くの人に通じる英語を話すには、音の出し方を突き詰める必要がある。

最初からやってれば私のように遠回りはしない。

音の分析や再現には時間がかかるので英語を使えるようになりたい人で、資格がいらない人は受験を辞めこちらに時間を割いて欲しいと心から願う。

まずは聞き取れる耳もいるし、それからの努力もいるし、それは短時間ではできない。

外国で全く知られてないと言ってもいいTOEICに時間を割いたり、使うかも分からない単語暗記をして、なおかつ使う単語が通じなくては全く意味がない。それに、どの程度の英単語や英語表現がいるかなんて個人レベルで違うから一律にするのがもう変なんだ。

時間の無駄だ。

1日は24時間だ。

今の日本では、音の聞き方まだ甘いな……の人が殆どと思っているから、使えるようになりたきゃ自覚して欲しいんだよね。

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