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英語にもある曖昧な表現

英語は、ストレートにものを言うから分かりやすい。そんな風に思っていませんか?

ただね。それはイメージで、実際は曖昧な表現もある。

今日取り上げるのは、

“What do you do?”

簡単でしょ。

だから、ハッキリとした表現に見えるかもしれない。

けれどこれはかなり遠回しな表現です。

ただ困ったことに、これ多民族がいる国では通じない場合もたまにある。

オーストラリアでもそうでした。丁寧表現なので度々使ってても通じない事も。。語学学校でもこっちの方がいいよとか教えてるんですが、、、留学生や母国語が英語じゃない人は混乱する人もいるのかな。。

この、

What do you do ?

かなり基礎的な文法です。

現在形が用いられているので習慣を尋ねている。

そのため、What do you do ?は

「普段、何されているのですか?」

という意味になります。

これで文脈からわかる人とわからない人が当然出てくる訳です。

これは、

What do you do for a living? の短縮系です。

「生活のために、普段なにをしていますか?」のfor a living の分を短縮して婉曲的にしています。

「お仕事は何をされているのですか?」

をお仕事を直接聞くのを柔らかくするために、

「普段、何をされていますか?」

に縮めているというわけ。

これは直接的ではない表現の一つの例で、かなり遠回しな表現となります。

だから、英語はハッキリものを言うとかはこういう例もある事から嘘の話。

婉曲表現って多いですよ。

ただ、こういう感じの婉曲表現では通じない場面も残念ながらあります。

話す層によって分けなければいけない。
そして、全ての人に分かってもらおうとすれば、

「あなたの仕事はなんですか?」

の方が通じる。

だから、

「普段、何をされていますか?」

What do you do?

を知っている人でも敢えて、

「あなたの仕事はなんですか?」

What is your job?


の言い方を選ぶ人もいる。

ただ、この言い方は婉曲でないからちょっとキツめに感じる人もいて非常に難しい。

しかし、ビジネスなどでなるべく多くの層に届かせたい場合は、これを使う場合も手段としてあります。

そして、

What is your job?

を選んで使う人もいる。

そんなに、文脈読めたり英語力高い人ばかりでない場合は尚更。

日本人は言葉遣いを非常に気にする人が多いですが、多民族国家ではなるべく分かりやすく伝える為だけに手段として言葉を選んでいる人がいるという背景を理解すべきと思います。

工夫しているんです。

直接的な言葉をどういう時に使うと効果的か、またはその逆で、どういう時に曖昧な表現を使うと効果的か。

考えて使い分ける人達は、知識層では多いです。

What do you do ? か、

What is your job?

かどちらが良いか状況で使い分けるそういう事。

だからこそ、ストレートに言ってるか言ってないか(キツめに言ってるか言ってないかで)人格はサッパリ分からないと思っていい。

多民族国家はそういうところです。

そのためにも、非言語コミュニケーションを非常に大事にしているのが英語圏と私は納得しています。

言葉だけじゃなくてアイコンタクト、表情、行動、態度などなどが全て総合的に重要。

ひょっとしてそちらの方が大事かもしれない。それは全人類共通の事なのではないでしょうか…

英語表現について、いろいろ!

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