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たまに明け方に目覚めるとき

今日は朝四時に目が覚めた。時々ある。昨日歩きすぎたし、年のせいかな。
そんな時はなぜか大抵、泥棒が家にいると思う。割と本気で思う。
視力がとんでもなく悪いので、息を殺してまず眼鏡を探す。見えないのでヘレンケラーみたいに手で、感覚で掴む。

そうして視力を得られたことにホッとして、耳をじっと澄ます。
泥棒が、ドアの向こうにいたとしたらどうしようか。武器は何もないのだ。
次にスマホを床からそっと拾う。しかし攻撃されたら連絡してもあまり意味はないと思う。真っ暗な中考えてしまう。
うちのマンションは割と高いので、2階くらいなら飛び降りる勇気を持てなくもないが、助からないだろう。。
もしかしたら隣のお宅に飛び移るのが最善かもしれない。。
ボロいマンションだし争い事があれば大騒ぎになるに違いないし、、
そう思いながら小一時間ほど考えて、また眠ってしまい寝坊をするのが常である。

最近バガボンドを読み直したことと関係ないこともないように思うが、
ここ数年闘う系の漫画や映画を心待ちにしているのは何故だろう。
若くもないのに。昔は微塵も興味のなかった分野なのだ。

強くなりたいとすごく思うようになっている気がする。
昔よりも体力が衰えてきているからの危機感なのか?
老後でも機敏に動きたいという願望だろう。
泥棒をも驚かす敏速かつ俊敏なおばあさんというのに憧れている。

#長い一人暮らしの果てに #闘争本能#老の始まり#早朝の目覚め#危機感


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