辞めるまでのあいだ

会社をね、年内に辞めようかと思うんですがねぇ、が最近の私の常套句。

それをネタに闇雲にチャットで同僚をランチや飲みに誘う。
会社に10年もいると友達が増える。大学の倍以上いた会社だもんなぁ。いい人いっぱいいるよなぁ。
つくった名刺を渡す。

本気にする人、引き止めてくれる人、笑う人さまざま。年齢も性別もさまざま。
そして辞めたとて、私は次を探していないのだ。
それが今までの転職とはだいぶ違うことろ。

作りたいものはところどころ出てきて、
ポツポツと作ったり、やめたりしている。
不真面目ではないんだけど、だいぶ本気で真面目なんだけど、どっか冷めてる。それが、今の私の状態である。

そんなんでは自分を賄えないことも知っていながら、親友が10月末に会社を辞めるから、年内でケリをつけようとしている私。
この才能のある人を口説いたにも関わらず、果たして彼女と本当にうまくやる事ができるのか?という疑問も未だ時々渦巻く。

次の一手は何なんだ。

若干落ち込みながら、今日は割と早く帰れたので、借りてきた「ドリーム」を観る。

優秀な黒人女性3人組がNASAに入りながら権利を獲得することに苦労し、能力を発揮して時間をかけてようやくまわりに認められる映画。
若くない魅力的な三人のバランスが自然でよかった。

あと二カ月で私にできるのは何だろう。
今いる人とつながることだよなぁ、やっぱり。

明日もまた誰かをランチに誘って見ようと思う。
これという打開策は見つからないけど、なるべく多くの人と話すのができることかな。

とにかく、やれることはやろう。

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