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書道の効能

こんなに家にいると、ちょっと違うことしたくなる。

そういえば、元旦にやった書き初めは盛り上がったなぁと思い、百均にて墨、紙、下敷きを買う。文鎮はないので置物で。

何を書けば良いか思いつかないけど、前向きな言葉がいいなと思う。
「生きる」「生きろ」「菌に勝つ」「美味い」
私が思いついたのはそのくらい。。
まぁ、また考えればいい。

筆がなぜか一本あったので、墨を入れて筆をならす。
なんちゃってでも、なんか深呼吸とか静かな気分になる。
外はとても晴れていて、陽が家の中に注ぎ込んでいてのどかな感じ。

書き始めて気づいたのは「る」の難しさ。
リズムと繊細さと大胆さがないとうまく書けないのだ。
なんどもなんども書きなおすが、うまくいかない。
今の私のレベルだとこのくらいなんだろうな。

しかし、習字というものは面白いな。
モノクロだし、文字しか書いてないのだけど、とても自由だ。
幼稚園から中三まで通っていた時は、
あまり楽しさに気づいていなかった。

母親に絵を描く教室だからと騙されて通って、
それをいつも悔やんでいた。
全然違うやんけ!と…

しかし40も半ばを過ぎると、
やはり絵を描く要素も多いにあるなと思う。

漢字のつくりをよく見て書くのが楽しいし、
何より気持ちを反映するものだし、
文字を書くだけで落ち着きを取り戻す。

GWまでまだ一ヶ月足らずあるが、
これはいいものを見つけた。

会社にもヨガにも行けなくなったし、
ジムにも行けなくなった。
ひとつの気持ちの浄化、お焚き上げ?とも言える。

私は一人暮らしなので、
ほとんど誰とも話さなくなったけど、
何かを出力するというのはこういうことでも良いのかもしれない。

その日の思いついた言葉を書き溜めていくのもいいかもな。

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