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【はみだし系ライフの歩き方】第18回・日本式精神論の謎とROM専日本人

ポッドキャスト「はみだし系ライフの歩き方」、第18回のまとめです。

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レビューを書いてくださった方には、カナダ在住ゆかりさんからポストカードをお送りします!

さて、毎日「暑いですね〜」が合言葉のような2018年の夏。熱中症対策が叫ばれるなか、「東京五輪、暑すぎるんじゃないか問題」が急浮上しています。

「(この暑さは)ある意味、五輪関係者にとってはチャンス」という謎の自論を繰り出す大会組織委員会の森会長(昔、首相だったあの方です)。

組織や構造の問題、戦略の問題を「個々人の精神」でカバーしようとするのはもはや日本のお家芸。そもそもわたしたちはなぜこんなにも精神論が好きなのでしょう。M気質?苦労したい病?他の国にもこういう精神論はあるの?

そんな精神論の話から、話題はゆかりさんが最近読んだという「ROM専日本人」についての記事へ。ROM専とは、Read Only Member(読むだけのひと、読むだけで発信はしない)という意味のネット用語だそう。ご存知でしたか?

インターネット上で発信するひとが増えたとはいえ、日本ではそれが全体の数パーセントに過ぎないとのこと。これで何が問題になってくるのでしょう?

「長いものには巻かれる」「お上の言ったことには皆で粛々と耐え忍ぶ(ただし不満は溜め込む)」メンタリティーは、精神論にも通じるところがあるのかな、と個人的には感じました。みなさんはどう思われますか?

他にも、この夏2人が読みたい本の話などをしています。
夏の課題図書も8/10(金)まで募集中!

今週もお聞き逃しなく!

今週でてきたあれこれ

宋文洲さんのメルマガ内容:ゆかりさんが最近見つけて読んだもの。「元気がもらえる」「元気をください」という日本語が大嫌いという点、わたしはちょっと共感します。

「他人を信用できない『ROM専』日本人のせいで経済が伸びない?」
これもゆかりさんが最近読んだ記事。「読むだけ、聞くだけで反応や発信はしない」ひとがほとんどというのは何らかの発信をしているひとにとっては実感ある話かもしれません。

「侍女の物語」:ゆかりさんオススメ本。30年前に書かれたディストピア小説です。男性絶対優位の独裁体制が敷かれた架空の近未来国家で、出生率の激減により子どもを産むための「侍女」となった女性たち。自由も人間性も奪われ...って、おいこれどこか身近で聞いたことあるような話じゃないかーい!って思ったのはわたしだけ?

「ジェンダーの心理学−『男女の思いこみ』を科学する」:わたしがこの夏読む予定の本。ジェンダーに関心があるわたしは、どこからが社会に思わされている女性性で、どこまでが自分のうちから自然に湧き出る女性性なのだろう、といつも疑問に思っています。くっきり境界線を引けるものではないのでしょうが、その疑問が少しでも解決されるといいな。


今週の内容

0:18 寄生虫、ならぬ帰省中の美香
1:44 今週のトピック「日本人大好き?根性論&精神論」
2:50 東京五輪「暑さがチャンス」論
3:20 打ち水作戦=太平洋戦争の竹槍じゃないか説
5:05 精神論もお祭りも大好きな日本人?
6:20 「ひとが苦労してるところ」を見たい
6:32 「苦労している自分」もある種の快感かも
7:10 耐え抜く美学
9:05 ある人が嫌いな日本語「元気がもらえる」
9:50 各国独特の精神論ってあるの?
10:20 「頑張る」の意味がひとによる
11:25 日本人は”ROM専”が多い
14:10 発信するひとが少ない=民意が偏る
16:30 「言いたい」欲はどう処理してるの?
16:50 反応する/しないの割合
19:15 サイレントマジョリティの運命
20:30 そもそも五輪呼ぶ必要あったのか
21:10 精神論の暴走に自覚を持つべき
21:50 夏の推薦本「侍女の物語」 by ゆかり
23:10 30年前に書かれたディストピア小説
24:58 「1984」に似た世界観
25:30 「ジェンダーの心理学」 by 美香
27:10 今週のポジティブ
34:25 おまけ 20回記念にはゲストをお呼びします!
34:50 ご意見、ご感想お待ちしてます!

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Thank you for reading!