自分のトリセツ(取扱説明書)の作り方と活用方法
自己理解は3部構成になっています。
1.自分の棚卸し
2.自分のトリセツづくり
3.自分のトリセツの活用
今回は、自分のトリセツ(取扱説明書)づくりと活用についてです。
何か新しいことを始めたい!そう考えた時に、多くの人はノウハウ収集に走りがちです。
そうやってインプットを半年・1年・・と続ける間にノウハウの多くは鮮度が落ちていくわけですから、行動せずインプットばかり頑張るのは得策と言えません。
そこで、行動を始める準備として「自分のトリセツ(取扱説明書)」を作ることをおすすめします!
なぜなら
このような好循環を生み出すことができるようになるからです。
そんな「自分のトリセツ」作りについてお伝えしたいのが
「自分のトリセツ」の重要性
「自分のトリセツ」の作り方
「自分のトリセツ」の活用方法
この3点です。
それでは、各ポイントについてそれぞれお伝えしていきましょう。
自分のトリセツの重要性
例えば、家電を購入すると、必ずその製品の取扱説明書が存在します。
これは、ご自宅にある家電の取扱説明書をイメージしていただくとわかりやすいですね。
その取扱説明書を開くと
安全上の注意
各部の名前と働き
使い方
お手入れの仕方
困った時は
大抵、こんな構成になっているはず。
これを「自分のトリセツ」に置き換えると
1.安全上の注意
→絶対に「やりたくないこと」「嫌な環境」「受け入れられない価値観」などの記載
2.各部の名前と働き
→自分の棚卸し結果と「強み」「弱み」「長所」「短所」などの記載
3.使い方
→2の活かし方の記載
4.お手入れの仕方
→ストレス解消方法、自分が元気になれる条件の記載
5.困った時は
→頼れる家族や友人・知人、仕事仲間やメンターの記載
例えば、こんな感じとなります。
「いやいや、項目が細かいし作成するのが面倒すぎでしょ・・・」って確かにその通りです!
ただ重要なのは、お伝えしたような項目に沿ってキッチリと丁寧に作り上げることではなく、その作業過程のイメージです。
何日も時間をかけながら、自分自身を客観視し続ける作業そのものにこそ価値があります!
ですから、これが面倒なら
好きなこと、やりたいことを見つけたい
何か新しい仕事を始めたい
副業・起業をしたい
習慣化の成功率を上げたい
など、忍耐や粘りが必要でコツコツ継続することが求められる行動の達成は、あきらめた方がいいかもってくらいに重要な作業が「自分のトリセツ」づくりなんです。
自分のトリセツの作り方
では、実際にどうやって「自分のトリセツ」を作成するのか。
「自分のトリセツ」の作成には前段階があります。それはすでにお伝えしという工程です。
「自分の棚卸し」のやり方やそのコツについては、こちらの記事でご確認ください。
ざっくり説明すると、自分に関する全てのことを書き出す→自分の構成要素を分解・整理整頓するという作業です。
そうやって手間暇かけて書き出した自分の棚卸しデータをbefore→after的に、現状→対処法/理想・目標の型にまとめることで「自分のトリセツ」が完成します。
自分のトリセツの活用方法
最後に1番重要なことが「自分のトリセツ」の活用方法です。
ベストは
印刷していつも携帯しているスケジュール帳などに挟んでおく
つまり、いつでも手に取って内容を確認できるのが最高の状態です。
それが難しければ、スマホにデータを保存しておくのでもOKです。
なぜなら、自分自身をうまく操縦して最適なパフォーマンスを続けるためには、最新の自分の正しい取扱方法をすぐに確認できた方がいいからです。
その理由は
ネット上にある情報は、あまりにも膨大な情報量で正誤の判断がしづらい
世の中で支持されているビジネス書の内容は自分の役に立つとは限らない
日々見聞きする情報の大半は自分にとってネガティブ要素が強い
そんな環境下でストレスなく楽しく自分の仕事(人生)を進めていくためには
自分のことを客観的に知り、トラブル時にすぐに対応できるように「自分のトリセツ」を手元に置いておく
ということです。
まとめ
「自分のトリセツ」を作成し、自分専用のコンパスを手に入れておくことは、自分の力で新しく何かを始める際、迷子にならないための最低限の装備です。
また、自分のトリセツを作成し、頻繁に上書きすることで自己理解がどんどん深まり
今の自分が持つ無形の資産・資源(強み、弱み、長所、短所など)を客観的に把握できている
自分の引き出しをフル活用してを人生を楽しむ方法を見つけられる
自分が壊れてしまう前にメンテナンスや方向転換できている
自分が信頼できる誰かに頼る大切さを理解し、適切なサポートを得ている
など、自分を疲弊させることから解放されている自分を手に入れることができるはずです!
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