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新型コロナin Germany ③

ついにドイツの感染者が2万人を突破しました。

ドイツで自宅待機を続けるのが安全なのか。それとも日本に帰った方が安全なのか。

どちらが正しいかわかりません。ただ一つ確実なのは、世界中の駐在員が一度に日本へ戻ったら、検疫もパンクするでしょうし、当然日本国内の感染者が増えるでしょう。なんなら成田でコロナをもらう可能性もある。

そう言った意味では、今いる場所で隔離生活を送った方が良いのかな、と思います。

ちなみに、外務省からのメールによると、シェンゲン協定国他からの帰国者には2週間の自主隔離を要請。国内の空港からの移動は、公共交通機関の使用不可。自宅等で待機。全ての費用は自己負担。

我が家はなんとか2週間待機できる家は確保できるけど、ネックは成田からの移動。レンタカーを借りれる気がしないし(台数以前に、消毒などの問題で借りれるのか疑問)、持病のある妹夫婦に申し訳なくて頼めない…

さて、先日のメルケル首相の演説は、新たな対策の発表ではなく、数日前に発表した対策への理解と、コロナに立ち向かう医療者と、市民の生活を支えるスーパーなどのスタッフへの感謝でした。

https://youtu.be/caUFMAipVYI

「第二次世界大戦以来の窮状であることを真摯に受け止め、共に戦いましょう。そして愛する人たちを守りましょう。民主主義国家として、今はまだ外出禁止令は出しませんが、ひとりひとりが責任を持って取り組んでください」

というものでした。

冷静で、あたたかく語りかけるメルケル首相の言葉に胸を打たれました。

そして、国のリーダーというものは、こうやってきちんと説明ができ、かつ、国民の心に寄り添って窮状に立ち向かえる人だとよく分かりました。

わからない部分も多かったけど、そんな演説をドイツ語で感じることができたのは、私にとって財産となりそうです。

見通しのつかない不安はありますが、メルケル首相がいるドイツでなら、なんとか乗り切れるのでは…と信じています。

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