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自分を必死に売ろうとすればするほど売れない

私はプロレスが好きで、推しの選手のインスタグラムのストーリーをチェックして、その投稿にスタンプを送ったりしている。
大抵の選手はファンのスタンプやDMなど届かない設定をしているが、マメな選手はファンから届いた”いいね”をわざわざリアクションして返してくれる。

ある時、1通DMがきていたのでなんだろう、と開けてみたら・・推しから
"Teach me Japanese"とメッセージが来ていた。
今まで推しからメッセージなんてもらったことがない。
私のインスタの名前がJapanese teacherなので察しがついたのだろうが、まさか…まさかの推しからのメッセージに泡を吹きかけた。

平然を装うように”Haha, anytime”(いつでもどうぞ)なんて言ってみたものの
「え!本当にこの人日本語やりたいの?いやそんなわけないよね?でも本当にやりたいんだったらどうする?!」

など妄想とアドレナリンが脳内で大放出。大パニックであった。

周りに話すと
「日本語教えてるってもっとアピールした方がいいよ!チャンスだよ!」
「1回ウェブサイトのリンク送ってみなよ!」
と言われ、数時間考えた末、トイレで返信してみた。
「もし本当に日本語が必要でしたらお手伝いします。良い1日を!」

翌朝、なぜか私のメッセージは削除されていた。
推しが相手のメッセージを消せる技術を持っているのかインスタの不具合なのかわからない。

でもその時気づいた。
メッセージが消えたのはどうしてかわからない。だが、冷静に考えてみて
推しがただのファンの宣伝メールに反応するわけないし、自分だったらリンクを開かない。そのアピールはリンクを開くだけの必要性がない。
必死に自分を売ろうとすればするほど、相手は心を開かないどころか、離れていく。
推しはただ単に暇でファンをからかってみたのか、ちょっと理由は本人しかわからないが、本気ではなかったということだ。
推しからもそのメッセージ以来、何もなく、いつもの日常に戻った。

これは実は今物販をもう1つ副業としていて、今入っているコミュニテイの社長さんがおっしゃっていたことを思い出しながら教訓として書いているのだけれど。

今、italkiも全然集客は増えない。レギュラー生徒はたったの3人。
物販も簡単にはうまくいかず、まだ全然稼げていない。
インスタも全然方向性、ターゲットが見えないので、宙ぶらりんになっている。

どちらも「服安くするから買ってください!私のレッスンに来てください!」と訴えたところで、安くしたところで人は集まらない。

人に来てもらうには自分のファンを増やすこと。
価値を感じないと人は来てくれない。
ファンになってもらうにはどうすればいいか、どういうことをすれば刺さるのか、どんな人たちにターゲットを絞っていくのか。
それをよく考えないといけない。

「どこかにいるはずの自分に似た人に向けて信じてやっていくのがインディペンデント」
とジェーンスーさんはラジオで言っていた。
やっぱり、方向性と計画が必要ということ。


推しからの思いもよらないメールにかなり舞い上がってしまったけど、そう人生は甘くはない。
やっぱり地道に頑張るしかないんだと気付かされたのと、社長さんの言葉を思い出した出来事だった。

いつか頑張って、推しに気づいてもらえるようになりたい!
フリーランスになって21日目。

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