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ワインの基本知識【大人のマナー講座】

今回は、生鮮果実原料から作られる醸造酒である
「ワイン」に特化してお話します。

大人になれば、チョッとしたお祝いの席や2人きり
の特別なお食事の際などにワインをいただく機会も
ありますよね。

そんな時に何を頼んで良いのかわからない、
名前を見てもどんな特徴があるのかもわからない
では上手くエスコート出来ませんからね。

かつてわたしも尊敬していた方とお食事を
ご一緒した際、お食事に合わせるワインを

「〇〇産が飲みやすいからこれでいいですか?」

なんてお声かけされた時には、
さすがと感じました。

ここでシッカリ知識を身につけて、
スマートなあなたを演出して
大切な方のココロをグッと掴んでくださいね。


🔳ワインの種類

ワインの歴史は古く、
紀元前4000年頃のメソポタミア文明のころに
その痕跡が確認されています。

自然の中で落下したぶどうが発酵し、それを
たまたま飲んだ人が、その美味しさに、何とか
再現しようと努力した賜物と言われています。

色により、ワインは、
赤・白・ロゼの大きく3種類にわけられます。

◇赤ワイン

黒ぶどうの果実を砕き、皮や種も一緒に発酵
させたもの。
皮から溶けだした色素による赤い色と、種と皮に
含まれるタンニンから出る渋みが特徴。
室温で飲むのが良いと言うが、日本はヨーロッパ
よりも室温が高くなるため、少し冷やしてから
飲み始め、味の変化を楽しむのもおすすめ。

◇白ワイン

主に白ぶどうから作られるが、まれに黒ぶどうを
使用することもある。
皮と種を取り除き、果汁だけを発酵させるため、
無色。
酸味のあるスッキリとした口当たりが特徴。

◇ロゼワイン

製法は様々。
赤ワイン同様、皮と種を一緒に発酵させ、ある程度
色づいたところで皮と種を取り出したものが主流。
シャンパーニュ地方のみ、赤と白を混ぜて作る。
※ヨーロッパの他地方では混ぜて作ることが法律で
禁じられている。

🔳製法による分類

◇スティル・ワイン

(Still Wine 非発泡性ワイン)

一般的にワイン=スティル・ワインをさす。
炭酸ガスを含まず、赤・白・ロゼの3種類。

◇スパークリングワイン

(Sparkling Wine 発泡性ワイン)

炭酸ガスを含み、栓を抜くと発砲するのが特徴。
ガス圧三気圧以上が基準。
(一気圧以上三気圧未満は弱発泡性ワインとなる)
代表的なものに「シャンパン」がある。
 

=シャンパン豆知識=
地方により呼び方が変わります。

フランスのシャンパーニュ地方で作られたもの 
⇒シャンパン
それ以外の地方で作られたもの        
⇒ヴァン・ムス―

◇フォーティファイド・ワイン

(Fortified Wine 酒精強化ワイン)

アルコール度が高いのが特徴
スティル・ワインの製造過程でブランデー
またはアルコールを添加して作る。

<代表的なもの>
シェリー(スペイン)
ポートワイン(ポルトガル)
マデイラ(ポルトガル)

◇フレーヴァード・ワイン(Flavored Wine)

スティル・ワインに香草や薬草、甘味料、果汁など
で独特の香味を付けたワイン。

<薬草を加えたもの>
イタリアのヴェルモット(白ワイン+ニガヨモギ)
<果物を加えたもの>
スペインのサングリア(赤ワイン+果物)


🔳ぶどうの種類

ぶどうの品種により、ワインの味は大きく左右される。
品種は大きく二つ、ヨーロッパ種とアメリカ種。

◇ヨーロッパ種(約100種)醸造向き

<主なもの>
 シャルドネ
 ソーヴィニョン・ブラン
 リースリング
 セミヨン
 カベルネ・ソーヴィニョン
 メルロ
 ピノ・ノワール

◇アメリカ種 ジュースや干しぶどう向き

<主なもの>
 イザベラ
 ナイアガラ
 キャンベル・アーリー
 チャンピオン 
 デラウエア

=貴腐ワイン豆知識=
熟したぶどうに細菌がつくと果実の水分が蒸発して
糖度の高いぶどうになる。
このぶどうから作られた甘口のワインを
「貴腐ワイン」と呼ぶ。


🔳産地による瓶の違い

ワインの瓶は産地により形が異なる。

◇ボルドー型

緑・茶・無色透明
辛口の白 ⇒薄い緑色
甘口   ⇒無色透明

◇ブルゴーニュ型

赤・白ともに緑色
赤ワインの方が濃い緑色

◇ライン・モーゼル型

ドイツワイン
ライン地方  ⇒茶色
モーゼル地方 ⇒緑色
フランス・アルザス地方は、さらに細身の形

【ボルドー型】【ブルゴーニュ型】【ライン・モーゼル型】

 
いかがでしたでしょうか。

わたしはワインについてきちんと勉強するまで、
発泡性のものは全てシャンパンだと思っていました。

こんなことも、乾杯のトキにちょっとお話できたら

「そうなんだ!」

って感じていただけると思います。

ワインはとても奥が深いので、それぞれのワインの
品種ごとの産地や特徴はまた次回お伝えします。

楽しみに待っていてくださいね。


  
~かおのことが気になるあなたへ~

分かりやすそうに見えて、
なにか掴みどころがないと言われるわたし。
他のnoteも手にとってみてくださいね。
そこにヒントがあるかもしれません。
大切にしてきたベースとなる考え方などお話しています。
どうぞこちらもご覧くださいね。


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