ワインのラベルの見方【大人のマナー講座】
今回は、フランスワインの基本知識に続いて、
ラベルの見方についてお話します。
「フランスワインの基本知識」を
まだ見ていない方はこちらから。
わたしも以前は、ワインを購入する際の基準は、
ボトルの色や形がキレイだとか、パッケージが
オシャレだから等の理由で決めていました。
だって、産地による味の違いも、ラベルの見方も
知らなかったのですから。
もしも同じ基準で選ばれているなら、勿体ないです
よ。あのラベルにはとっても沢山の情報が記載され
ているので。
是非、ここで学んでお店に行ってみて下さいね。
🔳フランスワインのラベルの見方
フランスワインは
「醸造元(シャトー名)」「生産地名」「ぶどう品種」
「ブランド」などから名前がつけられています。
ボルドー地方 ⇒シャトー名、生産地名
ブルゴーニュ地方 ⇒生産地名が主に使われる。
フランス語でワインのラベルのことを
「エチケット」と言います。
🔳ドイツワイン
約2000年前、ローマ人により造り始められたと
言われています。
中世には教会の僧侶たちにより、大きく発展しました。
爽やかな甘味が特徴。
生産の中心は白ワイン。
ぶどう栽培の北限でもあり、品種改良と醸造法の
工夫が進められました。
◇産地
ドイツでは、ワインの生産地を限定した上で地区や
畑を細分化し、品質を管理しています。
<主要産地>
・ライン川流域
・モーゼル川流域
<特徴>
ライン川は良質な白ワインで知られています。
ラインヘッセンは日本への輸出量が最も多いリープ
フラウミルヒの産地。
モーゼル・ザール・ル―ヴァーはドイツを代表する
白ワインの産地。
◇ワインラベルの見方
<APナンバー>
高級ワインと上級ワインにのみつけられる公認検査番号。
Nr.(Number=ナンバー)の後の数字の最後の二桁は検査年を表す。
<鷲のマーク>
国営醸造所で作られたことを示している。
<生産者元詰>
Erzeuger Abfullungとは、生産者元詰
(ぶどうの栽培からワインの製造までをおこなうこと)を表す。
Abfullerは栽培者と瓶詰め者が違うため、後に業者の名前が入る。
◇フランスワインのラベル例
◇ドイツワインのラベル例
🔳イタリアワイン
イタリアの地形は南北に長いことから、地域により気候も異なる。
種類や味、アルコール度数もバラエティに富んでいるのが特徴。
毎年フランスとトップを競う生産量で、輸出量は世界一を誇る。
外国産ワインとのブレンド禁止や、産地ごとの熟成年度を規定する
など、ワイン法の下で厳しい品質管理が施されている。
比較的安価でありながら、品質が安定している。
🔳スペインのワイン
国土のほぼ全域でワインが作られる。
生産量はイタリア、フランスに次ぐ、世界第三位。
ぶどう栽培面積においては世界第一位を誇る。
19世紀後半、フランスのボルドー地方が害虫で打撃を受けた際に、
ワイン醸造者が移住し、ワイン技術を伝えたとされている。
🔳アメリカのワイン
全生産量の約9割がカリフォルニア産。
代表的な産地はナパ、ソノマ。
降雨量が少なく、年間を通じて気候が安定。
20世紀以降のぶどうの品種改良やカリフォルニア大学による醸造技術
の研究開発により、高品質のワインを生み出す産地となった。
🔳オーストラリアのワイン
ワイン作りの歴史は浅く、200年余り。
土地や気候に恵まれていることから、近年急速に醸造技術が進歩した。
今回はラベルの見方について解説しました。
次回は実際にレストランでのワインの楽しみ方についてお話します。
ワインの注文の仕方やテイスティングやお料理との相性について。
楽しみにお待ちくださいね。
ワインの基本知識についてはこちらをご覧ください。
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分かりやすそうに見えて、なにか掴みどころがないと言われるわたし。
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