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上質なものを選んで生きる自由

これを書いてる前の晩、とあるオンラインサロンのミニオフ会用に料理を作りました。
私は自分で会社をやってるのですが、そのオフィスを使ってよく食事会的なことをしています。

バーミキュラを磨きながら上質について考える

最近の料理に欠かせないのがバーミキュラのお鍋。
知ってますか?バーミキュラ。
ホーローのお鍋なのですが、非常に精密な作りで、見た目は普通の鍋なのに圧力鍋のような機能がある優れもの。
メイドインジャパン、職人さんが一つ一つ手作りで仕上げています。
この、職人さんが手作り云々ってよくある売り言葉ですが、名古屋にある本社工場に見学に行ったことがあるのですが、本当でした!
こだわりっぷりがやばいレベルで、思わず工場見学のあとすぐ購入(笑)

バーミキュラ好きすぎて前段が長くなりました・・・。

その鍋を料理に使ったので、昨晩浸け置きしておいて、今日になって洗ったんです。
洗うだけでなく、乾拭きして、蓋と本体の接続面が錆びないように油を塗ったり、私が持っているのはIH付きの機種なのでその部分を拭いたり。
そして、美しい鍋を惚れ惚れと眺めながら思ったんです。

「あ、幸せだわ、私」って。

このバーミキュラのように、こだわりを持って作られたアイテムが大好き。
こういうものに囲まれていると幸せを感じます。

私にとって上質とは一体なんなのか?

上質の尺度は色々ありますが、私にとっては自分が納得のいくものであることが一番なようです。

このバーミキュラのお鍋はIH付きだと8万円くらいします。
ご飯も炊けるのですが、鍋としても炊飯器としても異常に高いです。
では高ければ上質かというと、自分基準では必ずしもそうではありません。というか、品質は上級で一般的には上質と言えるのでしょうが、自分にとって価値のないものは必要ないのです。

例えば洋服。私はそんなにお買い物に興味がありません。洋服も着心地が良くてシンプルで似合えばOK。日々コーディネートするのも色合わせを考えるのは好きだけどスタイルはデニム+季節に合わせてTシャツかセーターでOK。
そんな感じなので、高いブランド品である必要はなくユニクロで十分。ユニクロのカシミヤのセーターは上質です。

かと思ったら、革靴にはこだわりがあって、それこそ職人手作りの良い革を使っているものが好き。革の色が使い込むうちに変化していくのを楽しみたいのです。

自分が価値を感じられ、持っていることで悦びを感じられ、納得できるもの。それが上質です。
(ユニクロのセーターで悦びを感じるかはちょっと疑問ですけど・・・)

好きなものを自分で選ぶ自由を謳歌する

そんな上質なものに囲まれて暮らすのって幸せです。
でもこれ、ものだけじゃない気がしてきました。

「付き合う人」も、自分の周りの「環境」も、上質なものであれば幸せです。

私は宝塚歌劇が好きなのですが、『エリザベート』という演目のなかに、オーストリア皇妃エリザベートが歌うお気に入りの一節があります。

踊るなら、踊りたい相手と、踊りたいときに、好きな音楽で。

エリザベートの自立を表すこの一節が大好きです。

そう、自分の好きなもの、こだわったものを自分で選んで生きていく。
その時、自分の心は限りなく自由です。

そこに妥協はありません。
妥協をした瞬間、全ては彩りを失いつまらないものになってしまう。
人に対しても物に対しても、妥協をしている時、きっと自由にできない何かに束縛されているのだと思います。

そうか、妥協って不自由さとイコールだったのかもしれない。

これから、今までよりもっと自由に生きていきたい。
そのためにも、上質で自分が選んだ人・物に囲まれていたい。

バーミキュラを磨きながら今日考えたこと。

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