OTTAVA Accademia #6 《ドン・ジョヴァンニ》が無事終了

皆様、ボン・ジョルノ！お元気ですか？ インターネットラジオOTTAVAさんで開いていた配信講座 OTTAVA Accademia「オペラでイタリア語！」の最終回、#6 〈モーツァルト《ドン・ジョヴァンニ》で数字に強くなり、記録を伸ばす方法を学ぶ〉が先日、無事終了いたしました〜。

なぜ《ドン・ジョヴァンニ》というオペラは今も愛されているのか？

今回は、モー様の《ドン・ジョヴァンニ》を取り上げて、ダ・ポンテの書いた台本のネタ元であるベルターティ台本、ガッツァニーガ作曲のオペラ《ドン・ジョヴァンニ、または石の客》や、《ドン・ジョヴァンニ》の最終幕でドン・ジョヴァンニが食事をするシーンで楽師たちが演奏する3曲のうちの最初の1曲として使われている、マルティン・イ・ソレールのオペラ《Una cosa rara 珍しい出来事（椿事）》などと比較して、《ドン・ジョヴァンニ》というオペラが表現したかったこと、なぜ後世の我々にとってもこのように魅力的な作品であり続けるのか？という秘密に迫りました。

アレーナ・ディ・ヴェローナの《ドン・ジョヴァンニ》映像

《ドン・ジョヴァンニ》を紹介するための、素晴らしい映像を提供して下さったのはキングインターナショナルさん。シリーズ全6回、本当にお世話になりました！今回のプロダクションはアレーナ・ディ・ヴェローナという野外の巨大劇場での2015年の上演。大きな空間を使った演出では右に出るもののいなかった巨匠フランコ・ゼッフィレッリの豪華絢爛系演出が見事です。そして私の愛するヴァロック・ヴァイオリンの名手ステファノ・モンタナーリ様が指揮と（電子）フォルテピアノを担当していることに加え、キャストもドン・ジョヴァンニのカルロス・アルバレス、レポレッロのアレックス・エスポージト、ドンナ・エルヴィーラのマリア・ホセ・シーリ他、大変充実している凄いプロダクションなのです。

いつしか強迫観念となった？ ドン・ジョヴァンニのカタログの秘密とは！？

スペインの好色な貴族ドン・ジョヴァンニが征服した大勢の女性たち、そしてその記録を克明につけている従者レポレッロ。でもいったい、この記録をつけはじめたのはドン・ジョヴァンニの命令なのか？それともレポレッロの発案？このカタログが強迫観念となってしまった時からドン・ジョヴァンニの転落は始まったのではないでしょうか…？ 講座ではOTTAVA 斎藤さんの、鋭くしかも面白いツッコミのおかげで話が弾み、ご視聴の皆さんのコメント書き込みでますます楽しい時間になりました。ご参加の皆さん、どうもありがとうございます！

全6回がオンデマンドでご視聴可能です

この《ドン・ジョヴァンニ》の回のみ、もしくはシリーズ全6回、ご興味ある方はオンデマンドで（これからもOTTAVA Plusが存在する限り無期限で）ご視聴いただけます。ご興味がある方はぜひこちらからどうぞ！

インターネットラジオ OTTAVAで斎藤さんのクリスマス・スペシャル🎄のリクエスト番組が！

ところでインターネットラジオ OTTAVAですが、「市民ラジオ」としてリスナーの皆さんとの交流を大切にしています。私もOTTAVAさんのおかげで知り合った方が何人もいらっしゃるのですが、どなたも本当に心の温かい方ばかり。今回の配信講座もたくさん応援していただきました。

斎藤茂さんが毎週火曜日19時から始めたYouTube番組のOTTAVA NOWが面白いので、最近は出来る時はいつも生配信を視聴に行っております。出演可能なアーティストの方は、宣伝のための出演大歓迎だそうですから、どうぞふるってご参加ください。OTTAVAのYouTubeはこちらです。

本来のインターネットラジオの方では、明日、12月24日（土）の17時から２時間、斎藤茂さんが出演するクリスマス・スペシャルのリクエスト番組があるそうです。ワ〜〜〜イ👏👏👏👏👏。

くわしくはこちらからどうぞ。聴取制限なくどなたにでもお聴きいただけるそうです。事前に、ss@ottava.jpに曲をリクエストしておけば、あなたの大好きな曲がかかるかも知れませんよ！！！でも、２時間番組なので、ワーグナーのオペラとかをリクエストしても無理だと思いますが…（爆）。

そして現在、オペラYouTuberになろうと目論んでいる私、OTTAVAさんのスタジオを時々お借りして、試行錯誤しています。なかなか時間を取れず、いつ動画をアップできる日が来るかは分かりませんが…（汗）。OTTAVAさんのスタジオは手頃な大きさで、グランドピアノもあり（私は弾けませんが…）、照明、カメラ、録音機器、配信のための諸サービスも整っているのでオススメです！OTTAVA Music Studioに関する詳細はこちらです。

というわけで、配信講座はひとまず終わりですが、これからもOTTAVAさんとのコラボはいろいろな形で続けていかれたらな〜と思っております。では皆さん、良いクリスマス、年末年始をお迎えください。チャオ〜！