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捨てる神と拾う神

次男の小学校生活は、

1年生→ふつう
2年生→先生にやたらとひいきされる
3年生→学校へ行きたくない。理由はクラスメイトとうまくいかないため

という感じで来て、2学期も残りあと1ヶ月ほどになった。

2年生は先生との相性がよかったのか、こちらが恐縮するほど買われていたのだが「優等生キャラ」がしんどくなったのか、年度の後半、自宅では音声チック全開。今年は、登下校中に幼なじみ君を含むクラスメイトとトラブルがあり、2学期以降、休み時間に彼らに避けられてひどく落ち込んでいる。

トラブルには担任も介入し、一応双方謝って解決…
しかし子供の世界はそれほど簡単ではなく、相変わらずな様子なのだ。

次男は良く言えば芸術肌なのだが、過敏でネガティブな言動が多い。
これはもともとの気質なのだと思う。
2歳前くらいから気性の激しさ、こだわりの強さの片鱗もあり、集団の中でどのように過ごしていくのか心配していた。いつかこんな日が来るのではないかという予感を持ってずっと過ごしてきたので、回避できるよう言葉を尽くして見せて来たつもりだった。私も毎日受けとめるのがしんどいが、
今対峙しておいて成長の糧にしていくしかない。

そんな次男は長男とともに、少年野球チームに所属している。

先日チームメイトのお母さんにポロリと次男の現状を言ってしまったことがあった。誰かに聞いてほしかったのだ。特に伝えてくれと意図したわけではないが、そのお母さんが息子のA君にそれを話したそうだ。するとA君は

「それなら俺が◯◯◯くん(次男)と毎日休み時間遊ぶよ!」

と言って次男を誘ってくれているそうなのだ。
小学校では隣のクラスだが同級生で、とても穏やかな優しいA君。次男はどんなに救われたことだろう。

少年野球団の活動は、親にとって面倒なことも多く大変だ。でも学校以外の居場所として、ここがあってよかったと、チームメイトと笑顔で抱き合ったり、冗談を言いあったりしている次男の姿を見てしみじみと思った。

次男は学校で仲間外れになっていることを、チームメイトのA君に知られるのを嫌がったかもしれない。
私は特に何も言わず、仲間が困っていたら助けるように、大切にするようにとだけそれとなく伝えよう。

小3にはまだわからないかもしれないけれど、
お月様のように物事には明るい部分と暗い部分が必ずあって、表裏一体なんだということ。
ずっと暗いこともないし、
暗いと思っていても明るい部分は必ずあるんだということ。
いまはA君が次男の光になってくれた。
次男も誰かの光になれると思う。
それを知っていたら、
いまの苦しさが少し和らぐのではないかと私は見守っているところだ。


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