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更年期から考える親のみとり

団塊の世代を親に持つ40から50代は、そろそろ親の最期について考える必要があります。
高齢者の看取りを経験して感じるのは、看取りは家族のためだということーーー
私たちは親のことをどのくらい知っているでしょうか。私は、父とはあまり話をする機会がなかったのですが、父の書斎にはいつも難しい哲学や文学書が並べてあったのを記憶しています。
口数の少ない父でしたから、夫が結婚の挨拶に来た時も、一言二言挨拶を交わしたあとはすぐに部屋にこもってしまいました。
そんな父が亡くなったあと、書斎にある本の中からノートが一冊でてきました。
そこには、仕事でやりたいこと、その熱意が部下に伝わらない苛立ちや悩みが、父らしく細かい丁寧な字で書かれていました。
父の吐き出せなかった思いはもしかしたら大腸がんという現象を生み出したのかも知れません。
私は父を病院で看取りましたが、その体験と父の残してくれた数々の本が、私の進む道を導いてくれたと思います。

家族も、この世の中も、より良く循環するためには、いのちを繋いでくれた両親やご先祖様に感謝することが大切ですね。
だって、人類が始まってから引き継がれてきたDNAがなければ、この心も体もいないわけですから…。
必然的に出会った両親は、私たちに何を教えてくれたのでしょうか。
情報は健康も、病気もつくることが可能です。二つの道の分かれ目は、情報次第と言っても大げさではないですね。
未来に健康を繋げるために三人にの看護師が、自らの体験と健康に生きる道のりを語ります。
ひとりで悩まずにどうぞ会いにきて下さいね。




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