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ニチアサの話がしたい vol,159


■今週のキングオージャー

・王ではなく、「良き友人」として

 ジェラミーとゲロウジームの挺身により、「王様戦隊暗殺未遂事件」の幕は降り、ひとときの安寧が戻ったチキュー。ヒメノは修理を依頼した王の証を受け取りにイシャバーナへ訪れたリタをお茶に誘う。かつて、「神の怒り」は人が起こしたものだという自分の話を信じ、それを証明してくれたお礼に差し出したプレゼントを「私は中立だ。受け取れない」と突っぱねられた際は「あっそ。じゃあ捨てといて」とアッサリ踵を返していたヒメノだが、今や同じく「私は中立だ」とお茶を断られても、「裁判長の中立はお茶の一杯で揺らぐものなのかしら?」と余裕で返せるようになり、リタの方も逡巡の末に「……ちょっと、なら」と譲歩するところに、2年という平和な月日がもたらした2人の心の氷解を感じる。リタにOKされたヒメノは、眼をパッと輝かせて「セバス!とびっきりのアフタヌーンティーを!」と命じると、リタと腕を組み、「甘いの好き?」などと楽しそうに語りかけながら睦まじくその場を去る。

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