みかみかみ

京都の大学生

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マガジン

  • DORM(コンパ飯の大量調理レシピ)

    飯島奈美さんの「LIFE」が好きなのでそれを寮のコンパ飯で作ってみてます。あまりちゃんと真似できてません。 これを読んでるいつかのコンパ料理人のみなさんは心が折れないように大量調理頑張りましょう。僕はこっそりコンパで出すお酒を調理用と言って盗んで飲みながら作ってます(許してね)

  • 一週間一習慣

  • 思いつ記

    日記を続けられるほど忠実な性格では無いし、その日の終わりのタイミングでその日を記せるほど歴史的能力が高く無いので思いつきで書いてます。

  • 分かったこと

    「分かったこと」をテーマにした不定期連載をまとめます

最近の記事

【コンパ飯】朝まで話そうのトスカーナ風フライドポテト【大量調理】

ある学生寮に住みついて、コンパでご飯を作る機会がある。コンパ、つまり飲み会(お酒以外も飲むし飲み会とは質的に異なるが)で求められるご飯は安く作れること、たくさん作れること、おいしいことの3つを兼ね備えたものだ。 その上で、僕が提案したいのはコンパ飯にも役割付けをすることだ。現状、コンパ飯の多くは上記3条件を簡単に満たせる丼物や鍋が主流である。しかし、こういった丼物や鍋はすぐにお腹が一杯になってしまう。もちろんそれは食事としては大成功だが、コンパとしてはどうだろう。僕の尊敬する

    • 【コンパ飯】イーブイ的ミートソース【大量調理】

      全国の学生自治寮のみなさん・そうでないみなさん、お疲れ様です。 熊野寮でコンパ料理人として4年目を迎え、そろそろコンパ飯レシピでも書いていこうかなと思いたち、今、書いています。 コンパ飯は普通のレシピを等倍すればいいわけでもなく、コンパ飯のレシピをネットで入手することは難しく、コンパ料理人の経験によって成り立っているところがあると思います。 そこで、これからコンパ飯をいくつか紹介していこうと思っていますが、その際、「なぜその具材を入れるのか」「どのように省略できるか」などを

      • 20230825

        「もう一軒行くよ」と彼女は言うが、僕はすでに七五二〇円という僕にとってはあまりにも偉大な額を使ってしまっていたから「もう眠いかな」と言ってそこで別れた。 大学の夏季休暇に入り、地元へ帰ってきた僕は駅から出て急な階段を登ったところの神社でタバコを吸っていた。「タバコを吸う前にお参りをしましょう」という張り紙に言われるままに、5円のお賽銭を投じた後だった。タバコを吸っている間、手持ち無沙汰だったので神社から見下ろす駅前の写真をSNSに上げたところ、懐かしい名前から「帰ってきてる

        • 歌集:波と線

          波も線だけれど波が線の時波は波ではいられずに線 ハワイ島は日本に近づいているが海溝に呑まれ消えてしまうと トンネルがいずれくるけど今だけは風を浴びたい綺麗な海だ 満ちたときしか濡れない場所 引いたときしか行けない場所 その間広い 満ち引きがあるのは月のせいらしくならば許そう水際に立つ 寝転んで月を見るけど街灯が一番眩しい 取り留めも無い ながれぼしに否定形で祈るほど燃え尽きて石塊になってしまった 誰のでもいいよ傘なんて長い目で見れば全てが循環する星 降り出した

        【コンパ飯】朝まで話そうのトスカーナ風フライドポテト【大量調理】

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        記事

          返送されたシーバス・リーガルと青色の石ころについて

          タトゥー、喫煙、交通事故、自殺。例えば、僕が求めているのは不可逆性だった。なぜだろう?恋人に二十日で振られた。それでも、いや、そして、僕がこうして考えている間に僕のベッドで現在の恋人は昼寝をしている。そういえば洗濯槽洗浄を行なっていたのだった。洗濯機を見に行ってみると外まで泡が溢れている。洗剤の分量を間違えてしまったのだろう。元はと言えば洗濯槽用の洗剤ではなかったのだ。それでも泡を掬い上げ、床を水拭きしてしまうと後は洗濯機が泡を蓄えているだけになった。この泡も時間が経てば消え

          返送されたシーバス・リーガルと青色の石ころについて

          受験、もう限界かもしれない。

          センター試験廃止が決まった時からすでに俺の代は大変な代になるだろうと言われていたが、NHKラジオにたまたま取材された時も「まあ大丈夫じゃないっすか」と答えた。感染症の蔓延による学校と塾の休校という状況だが、久々の登校で先生に勉強の具合を聞かれた時も「まあ大丈夫っす」と答えた。でも、もう限界かもしれない。 それは受験制度の変更や社会情勢の不安定が徐々に体の内部へ響いていった結果なのだろう。自分の人生への興味が薄れてしまったのだ。社会そして自らの心身が健康な間は、自分に手が届く

          受験、もう限界かもしれない。

          猫ラーメン

          僕が京都に来た時すでに猫ラーメンは潰れていたらしい。そもそも、猫ラーメンと呼ばれるラーメン屋が森見作品の外に実在していたことも、それが潰れたことも僕には知る由もないのだが、それでもそうなのだろうと思う。 同室が帰省した日はちょうど祝日であった。なにかとよく飯を食べていたので、果たして自分が一人でご飯を食べられるか危うい。生活リズムの合う(というか互いに足を引っ張り合う)同室がいることでご飯を食べる理由が一つ増えている。昼過ぎにふたり目を覚まし、寮食の売り切れを確認して喫茶泉

          猫ラーメン

          愛(ハンモック)のある生活をしようよ

          思いつきでハンモックを買うみたいな買い物をしようよ。実際使うのかとか置く場所があるかとか考えずに。そういう買い物で生活は構成されていくし、そういう生活で憧れに近づける気がする。ハンモックって安ければ1万円しないし、持ち運べるからどこでも使える。ハンモックを手に入れる理由もないけど、本当はハンモックを手に入れない理由もないんじゃない? ハンモックは寝返り打ちづらい。どっちが頭かわかりづらい。今、僕はハンモックの上にいるけど正しい方向で寝ている自信がないよ。でも、寝返りの打ちづ

          愛(ハンモック)のある生活をしようよ

          一瞬でいいから俺のことを信じてこの本を読んでくれ【生き方編】

          なんとなく、本の紹介を始めることにする。 読書家と胸を張って言えるほど本を読んできた人生ではないが、それでもそれなりに出会ってよかった本はある。運命的な本との出会いを僕の手によって奪ってしまうことは申し訳ないが、それでも読んで欲しい本があるんだ。 今回は生き方について考えさせられる本を3冊ピックした。前置きはここら辺で。 はじめての短歌|穂村弘 僕たちはこの一つの世界の中の、合理性と必要性の「生き延びる」世界とそこから逃れた「生きる」世界とを転々としているらしい。幼い

          一瞬でいいから俺のことを信じてこの本を読んでくれ【生き方編】

          |歌集|さなぎのさなか

          教室の天井 今頃はみんなが板書を写してるそう思って見る雲の凹凸 昼休みいくつも磁界ができていてS極の僕はずっとバウンド 死刑に賛成票多数の2組では僕は上履きを脱いで歩いた 「自習だ」と知って弾けた教室があった地球はまだ丸かった。 お互いができないことで喜び合う僕らの間にもネットがあるね 禁とだけ残った看板の緊張感空白がまた赤くなる時 ハブられてそれでもニコニコニコニコニコニコしてたそれでもダメかニコニコ 僕たちは今日も端っこで笑ってる小さな独裁社会の中で 教

          |歌集|さなぎのさなか

          生き延びちゃダメだ

          みんなちゃんと生きてる?お父さんは心配です。それぞれが何かしらに追われて大変だと思うんだけど、生き延びちゃうとつらいよ。 僕たちはみんな生き生きとこの世に存在するために生まれてきたのに、気づいたら課題とか期限とかが詰め寄ってきて息苦しくなってるよね。学校も毎日同じ時間に始まるし、電車もずれても30秒くらい。平日が終われば平日がやってきて、休日だって気づけば休む日じゃなくなってるし。ちょっとしたつらいなってことも7日溜まれば結構つらいんだよね。なんでだろうね。どうにかしたいなと

          生き延びちゃダメだ

          金髪にして分かったこと

          人は見た目が九割と言うそうだ。そしてその見た目の九割は髪なのではないかと思うようになった。つまり、人の八割一分は髪。成人男性の体内水分含有率が六割程度なのでいかに髪がその割合を占めるかが分かる。いや、分からないのだが。つまるところ、髪を変えることは印象を変えるということだ。自分の見た目がどのような印象を与えるか想像せずに過ごしていると、予期せぬ事が起きる。 金髪になってから小学校の同窓会があった。自分が一番変化しているだろうにも関わらず、久しぶりに会う友人がどのように変化して

          金髪にして分かったこと

          ツイッター依存だった僕がツイッターをやめて1ヶ月たったので経過報告する

          ツイートするのはツイッター禁止に反すると思ってnoteを初めて書く。元より140字には収まらないので都合が良い。 ツイッター依存だった僕飽き性ゆえに長期的な密着した人間関係が好きではない。その上、長いこと恋人もおらず、ラインを頻繁にするタイプの友達もいない僕にとってツイッターはとても都合が良かった。思いつきでツイートをすれば人の反応が帰ってきて、面白いことを言えばそれだけいいねも増えた。だんだんと遅刻をする度にふざけたツイートをすることが習慣化していき、面白いことがあるとツ

          ツイッター依存だった僕がツイッターをやめて1ヶ月たったので経過報告する