言葉がすぐ出てこないコンプレックスを、宝物の言葉ですくってくれた
言いたいことがすぐ出てこない。
私は昔から、相手からの問いにすぐ答えるのが苦手だ。
相手からの問いを自分なりに解釈して、その答えに当てはまる言葉を頭の中から必死で探す。そうしてやっと答えられる。
だから、次々と質問されたり、詰められたりしたらもう大変。自分の解釈も、言葉を選定することも追いつかず、結局黙ってしまう。中学のころはこれが原因でいじめられた。
「何であのときああ言えなかったんだろう」「腹立つ、今からでもこう言い返してやりたい」と思うのは、出来事から1週間くらい経ってから。
だから私は、自分の気持ちを改めて文字で起こすアウトプット方法が向いているんだと思う。その場で感じたことを言うのは苦手。そう、正直コーチングされることもあまり得意ではない。
大人になってからは自分の「苦手」をうまく誤魔化せるようになったけれど、なんだか、ライターなのに情けない。言葉がすぐ出てこないなんて。
けれどこの長年のコンプレックスを、宝物のような言葉ですくってもらった。
現在受講中の、阿部広太郎さん主催の講座『企画メシ』同期の桂子さんからいただいた「田植えシート」の粒だちメモ。
▼「田植えシート」についてはこちらのnoteから
まず驚いたのが、桂子さんと直接話したのはわずか1日なのに、ここまで感じ取ってくださったこと。
そして、私が今までコンプレックスに感じていた会話の「間」を、「感じ取ろう」としている時間と捉えてくれたことが、本当に嬉しくて。
電車内で読んで涙が出そうになって、慌ててスマホを閉じた。
私は、まっすぐに生きることしかできない。
冗談を真正面から受けて傷付くし、「真面目でいい子」すぎて振られる。
真正面から受け取るがあまり、すぐに言葉を返せないんだと思う。
けれど、それを素敵なことと言っていただけた。
はじめて、言葉がすぐ出てこないことを誇れた。
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