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自分の人生は自分で決める



はじめに

自分の人生は自分で決める。それは誰もが当たり前のことと感じている一方、実践するのが難しいのも事実です。あるとき何か重要な決断を迫われ、これまでの人生が「レールの上を歩いているだけ」だったことにハッと気づく方も多いのではないでしょうか。

誰かが引いたレールの上を歩いている人生について

レールの上を歩く人生は、決して不真面目な人生ということではなく、社会の仕組みがそう仕向けてしまっている、と私は考えます。幼少期から少し振り返ってみると、小学校→中学校→高校→大学を経験してきた私たち。この進路に誰もが疑問を抱えず、大人の階段を登っていきます。高校以降は、義務教育ではないものの、多くの人が大学に進学するから、という理由で「とりあえず大学へ」と考える人もいるのではないでしょうか。

実際に私の周りにも、将来のことは決めてない、やりたいことはない、だけど大学にはいっておきたい。何にでもなれる学部は何?と悩んでいる友人がいたのものです。

ある程度やりたいことや自分の興味が明確になっていた私から見れば、不思議な悩みにも見えました。ただ今思えば、社会的な期待、伝統、家族からの圧力など、外部からの見えない影響により、大学への進学に価値を見出せていなくても、とりあえず行かないとけない、とそうせざるを得ない人もいるのだろう….と。

このように外部環境が原因で人生を舵取りすることが困難だった人も、社会人になると自分の人生にオーナーシップを持つチャンスがやってきます。これは、金銭的、時間的に自立できるようになるため、より自由に選択できるようになるからです。ただその瞬間に悩む人も少なくありません。自分で選択する機会がこれまでほぼゼロだった人にとっては、突然「自分の道を選ぶように」と言われるとどうすればいいか分からないものです。

本当に自分がやりたいこと、生きがいを感じることの探求

今回の記事は、タイトルの通りですが「自分の人生は自分でコントロールせよ」と伝えたいと思い書き始めたものです。しかしながら先に一つお伝えしておきたいことがあります。

他人が定めたレールの上を歩いているというのは、一見不快に思えるかもしれませんが、実際には一番楽な選択なのです。

なぜなら選択が誤っていた場合には、責任を他人に転嫁することができるからです。オーナーシップをもつということは、責任が伴うということです。

ではなぜ、それでもオーナーシップを持つことを推奨したいのか。それは、もっと人生を楽しくしませんか?ということを伝えたいからです。困難に直面しそれを乗り越えた先に、喜びと達成感があることを私たちは知っています。それを経験することで(時には乗り越えられないこともありますが、いつか同じ大きさの壁が出てきたら必ず乗り越えられます!)、より難しい課題にチャレンできるし、より一層充実していくのです。

目標を設定し、実現するためのステップ

オーナーシップをもつためには、まず人生の軸を定める必要があります。自分が好きなもの、やりがいを感じること、優先度が高いことは何か。まずは自分自身を見つめ、そして知ることです。この軸があれば自信を持ってあらゆる選択が可能になります。

次に、なぜその価値観があるのかをとことん突き詰めていきます。多くの場合は、幼少期の経験や体験がベースになっていることが多いと思います。原体験を明らかにすることで、自分の価値、思い、感性を言語化しきれなくても、ブレることなく自分を理解することができるためです。これも今後あらゆる判断が必要となったときに、軸として活躍してくれるのです。

ただし、これらはすぐに答えが出るものではありません。日頃から、自分の価値や思いなど、なぜそう思うのかを自問し続け、ときには誰かに聞いてもらったり、語り合ったりしながら、自分のことを知っていくことが大切です。

次回以降で、オーナーシップをもつことで得られる喜びや楽しさ、どのように軸を見つけていったらいいのか、深掘りしていきたいと思います。次の記事も楽しみにしていただけたら嬉しいです。

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