見出し画像

水曜日のカンパネラ武道館レポ

コムアイの「八角宇宙」からもう何年だ


詩羽ちゃんに初めて会ったのは去年の夏のこと。

コムアイ時代の曲を歌う詩羽ちゃんを見て、「コムアイちゃんとのライブ、楽しかったな」と泣きそうになった。てか、ちょっと泣いた。

詩羽ちゃんがボーカルの水カンも大好きだ。最高に可愛いし楽しい。でも、心のどこかでコムアイちゃんの水カンがもう無くなってしまったという事実を信じられずにいた。

詩羽ちゃんのライブを観て初めて理解した、あの頃の「水曜日のカンパネラ」はもういない。タオルを握りしめ、可愛い衣装で歌い踊る詩羽ちゃんを見上げ、泣いた。

でもめちゃくちゃ楽しかった。
あのZepp以来、コムアイちゃんの幻を重ねずに詩羽ちゃんの水カンを心から楽しめるようになった。


そして行ってきました、武道館ライブ。


ファンの年齢層は意外と広い。もっと若く女性比率高めかと思いきや、そうでもない。カラフルでポップな格好の若者はコムアイ時代より増えてはいる。

最年長60代(ライブ中MC詩羽ちゃん調べ)。おじおじも可愛らしいペンラやタオルを身にまとい、楽しんでいる。

ちびっこも結構いた。ふわっとしたツインテールに大きくカラフルな髪飾りの女の子とか、ビビットなふわふわスカートの女の子とか、詩羽ちゃんの衣装を意識したのだろう可愛らしい姿がちらほら見られる。可愛い可愛い、小さなギャルたち。


古参としては、やっぱりコムアイ時代からの思い出の曲を歌ってくれると嬉しい気持ち。アラジンとかね。ディアブロとかね。嬉しいぜ。

詩羽ちゃんからのファンも、ずっと水カンを追っているファンも楽しめるようにしてくれたみたい。嬉しい。
エジソンしか知らないくらいの人が来ても楽しめるようなライブだったんじゃないかな。


カラフルなペンライトの揺れる世界、圧巻。てか、ペンライトのデザインが可愛い。買えて本当に良かった。

ディアブロのコールアンドレスポンスとか、七福神の掛け声とか、エジソンの振り付けとか、マーメイドのタオルぶん回し大会とか。みんなで一緒に盛り上がれる、でかいキャパのライブの醍醐味詰め合わせみたいなライブだった!


詩羽ちゃんのライブでは「円陣」がある。詩羽ちゃんの掛け声に合わせてみんなで叫ぶ。

みんなかわ、「いー!」
みんなてん、「さーい!」
みんな、「さいこー!!」

照れくさいし恥ずかしいけど、私はこれ好き。

詩羽ちゃんはみんなに何度もメッセージを送ってくれる。もっと自分を愛して、自己肯定感あげてこう。愛がなければ生きていけないから。まずは一番大切な自己愛から。

詩羽ちゃんはファンにいっぱい愛をくれる。その理由を武道館MCでお話してくれた。

真面目なMCが苦手だと言いながら、泣きそうになる度、誤魔化すように軽くふざけながら、一生懸命思いを伝えてくれた。

ありのままの自分でいることを許されず、何度も否定されて育った人間にとって、自分の思いを話して伝えるって怖いし難しいことなのに。

ありのままじゃ生きられない人間は、生きるための自分を再構築する。私もそうだ。詩羽ちゃんもそうだったみたい、強く可愛く武装した新しい姿は、私には美しく見えるけど、人によっては「普通じゃない」とけしからんものに見えるらしい。

普通でいたら生きられなかったからこうなったんですけど。

ああどうか、詩羽ちゃんの普通がみんなから大切にされる社会であってほしい。私の普通もみんなから大切にされたい。みんなの普通が理不尽に踏みにじられないように祈る。


愛してるよ!!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?