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歩き遍路24番札所最御崎寺 室戸岬に到着

ベテランお遍路さんおすすめの宿「ロッジおざき」を出発。
今日も、高知の海岸線沿いの国道55号を通る。
最御崎寺まで17キロ。今日のお昼くらいまでには、着けるはずだ。

朝ごはんを食べて、疲れた体にエネルギーをチャージ!

最御崎寺の次は札所間はあまり離れていないのだけど、絶景と聞く室戸岬をのんびり観光するために、先を急ぐスケジュールにはしていない。
今日の宿は、室戸岬にある民宿「うまめの木」さん。

ロッジおざきを出ると、朝日が見えた。
片側は山だけど片側は海。180°海なのだ。
(季節と天気にはよると思うけど)朝日も夕日も眺めながら過ごせるのは本当に贅沢。

少し歩くと夫婦岩が見える。
しめ縄でしっかりと結ばれ寄り添うように見える夫婦岩。
この間からだるま夕日を見ることができたら良縁に恵まれるんだってさ。(見てない!!!)

歩くこと4時間ほど。
岬の山の中腹に、白い青年大師像が見える。

デカくね?
近くで見てもすごくデカい

高知特有のゴツゴツとした岩の海岸。
一際大きな岩に、室戸岬の石碑が立っている。

室戸岬についた!
弘法大師が悟りを開いたと言われる洞窟「みくろど」も見学できる。

またしばらく歩くと「最御崎寺」の登山口が見えてくる。車道もあって車でも行けるけど、歩く場合はこちらだ。
最御崎寺は岬の山の上にある。
急勾配だけど、かなり綺麗に整備された石段の登り道。
徳島の山道で慣れたお遍路さんならへっちゃらとは思うけど、綺麗な道すぎて逆に登りの連続が可視化されてちょっと辛い。

続いてんなぁ…というのが見えてしまうのだ。

でもこの「捻れ岩」は頑張って歩く人しか見れない。
やっと着きました!!
前の札所から75キロ、長かった〜!!

最御崎寺の境内には宿坊(お寺が経営する修行の為の宿泊施設)もあって、空きがあれば宿泊もできる。私は予約でいっぱいで泊まれなかったのだ。

それから、境内には叩くと鐘のような音が鳴る「鐘石」もある。

本当に金属みたいな音が鳴る。

室戸岬の観光名所のひとつ、「白い灯台」も最御崎寺境内からすぐ近くだ。
少し場所が分かりにくいけど、間違えて下山してしまわないように注意!!

「恋人の聖地」らしい。

山の上の観光は案外すぐ終わってしまったので、下山する。宿はすぐ麓。
時刻は13時頃。まだチェックアウトには早い。
時間が押すことが多い私だけど、こういうこともある……。

ちょうど、宿のすぐ近くにカフェがあったのでお邪魔した。

カフェ「ベイサイド」さんのコーヒーとフレンチトースト。
常連のお客様たちに混ざって優雅にコーヒーブレイク。たまにはこういうのも悪く無い。
時間があったので、明日以降の道のリサーチとかも、コーヒー飲みながら済ませる。

熱々のフレンチトーストは甘すぎず、とろりと美味しくて、コーヒーも飲みやすいながらも程よく苦味とフルーティーさがあって美味しいブレンド。
ごちそうさまでした。

のんびりした後に少し海岸沿いを散歩したら、宿のチェックインにもいい時間に。

お風呂と洗濯を済ませてのんびりしていたら晩御飯の時間。

今日の宿泊者は、昨日の宿の「ロッジおざき」でも一緒だった、もう一人の女性お遍路さんと二人。
少し雑談しつつ晩御飯をいただく。

ちょっと食べちゃった…。
本当はここに、さらに天ぷらとお吸い物と、貝のお料理も出てきてとても豪華だったの。

マンボウ料理やホウボウ料理ってみなさん食べたことありますか?
実は左上の煮付けはマンボウ、右下の焼き魚はホウボウ。
マンボウって食べれるんだ…!
やっぱり同じ四国でも愛媛と高知じゃとれるお魚が違う。

淡白で柔らかで、美味しかったけど、きっとこれ、言われなきゃマンボウって分からないよなぁ…。
未知の体験でした。

美味しいお料理、いただいたところで今日は休むことにする。
明日は、津照寺と金剛頂寺を目指す。
今日と同様距離も時間もあんまり長くない。
いつもは早起きして巡るけど、余裕があるので出発もゆっくりして、「休足日」とする予定。
徳島〜室戸岬までの道のりで想像以上に体力を使ったので、少し回復を考えた作戦だ。

というわけで今日もお疲れ様。
おやすみなさい!!

ロッジおざき〜最御崎寺〜うまめの宿
22.84km 33837歩
※歩数計アプリが算出した数字なので実際とズレがある可能性があります

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