またまた前回に引き続き
高校の部活仲間と会った時の話

私が親の介護で苦労した話をした。
すると友達たちが自分のことを話し始めた。

友達のうち1人は親の介護を経験してるが
後の2人は、親があっという間に亡くなってしまい
介護する機会が得られなかったと話した。
2人とも涙を流しながら話していた😭

結局、私含め4人全員泣くという事態に。
親のことをそれぞれに思い泣いていた。

友達はこう言っていた。
「親にはずっと無償の愛を頂いた。
これから私が父が喜ぶことするぞと思ってた矢先健康だった父が病にかかりあっという間に
亡くなってしまった」
彼女は父の介護をできた私を羨ましいと言ってました。

私の場合、母は圧迫骨折と認知症、
父は誤嚥性肺炎で段々と食事が取れなくなり
最後は立てなくなった。
同時に両親2人とも体調悪い状態となりました。

妹はまだその頃、実家の福岡ではなく
北海道に住んでいたので
私1人でどうにかしないといけない状態。

ある時
具合悪くなった父の姿を見た母のデイケアスタッフから私宛てに電話が入りました。
「お父さまが玄関でうずくまってあります」

筑紫野市のマンション（私の家）から
急いで久留米市の実家へ🚃
その日は祝日。休日救急当番医を探し
父が選んだ病院に連れていく事になりました。

しかし時間的に母がデイケアからまもなく帰ってくる頃。家に誰も居ない状態にはできない。
病院に行く時間を遅く出来るか確認の電話したら
「そうなると今日の診察はできません」
もうめちゃくちゃパニック🤯

その時
「助け」がやってきました。
父の弟（叔父）が連絡も無しに実家に来たんです。
「父を今すぐ行かなくちゃいけないから
デイケアからまもなく帰ってくる母のお迎えを
頼みます」
叔父ちゃんにそう伝え病院に向かいました。

病院で更にミラクルおきまして。
これまた偶然に
仙台に住んでる従兄弟（父方のほう）が
そのとき病院にいてですね。
1人おっさんがいるなー、と思ってたけど
まさかそれが仙台に住む従兄弟なんて思わないじゃないですか😆
最初、お互いに気付きませんでした。

従兄弟のお母さんが（私の叔母）入院してて
もう先が長くないということで
従兄弟兄弟2人は毎日15分の面会に来ていたそうです。

父を病院の2階の診察室に連れて行くため
看護師さんがエレベーター前で父の名前を
呼びました。
父の名前で従兄弟が気付き
「〇〇さんって、もしかしたらおじちゃん？」
と声をかけてくれたんです。

休日救急当番医を５つほどあった中
この病院に行きたいと選んだ父、
2階に上がる前に
名前を呼んでくれた看護師さん、
名前で叔父だと気付き声かけてきた従兄弟、
ほんとミラクル⭐️

ほんと見えない力に私は助けられてました。
従兄弟にはこの後たくさん相談にのってもらいました。
一回りほど歳の離れた従兄弟。
子どもの頃は、しゃべった記憶がありません😆

叔母が9月29日に亡くなった同じ病室で
父は10月29日に亡くなりました。
父と母を巡り会わせたのは、
この亡くなった叔母です。

見えない力を私が信じるのは
こうした実体験からきています。

当時は大変だった思いしかなかったのですが
介護出来なかったと涙を流す友達を見て
私は親に対し後悔ないとこまで頑張れたぶん
幸せだったのかもだな、と思えました。

彼女も実際
介護する側となれば別の思いも出てくるのかも
しれません。ただ親への心残りは薄れたんじゃないかな。

何が正解か分かりませんが
何の後悔も無い私は凄く幸せなんだと思います🩷

父が亡くなる前日に
「何か家族に言い残したいことある？」と聞いたら父は首を横に振りました。
何も思い残すことなく旅立った父も幸せだったんだろうな。最後に聞けて良かった。