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わたしはまだそこに漂っている

こんにちは。こんばんは。
小言小町です。
心が木っ端みじんに一度砕けたあの日からはや二か月がたちました。

少しやせたその体に似合う服を探す間もなく(竹内まりあ/元気を出して)
心配する友人たちのお陰で食欲は回復し、低空飛行ながらも毎日を生きております。

砕けた心は、いったん瓶にあつめて置いておいて
新しく新芽を芽吹かせられるように心を育てていますが、
どこか、なにかが、違うこの感じは、困ったものでどうしようもなく。

先日は、マッチングアプリで会った人の間合いの詰め方に嫌悪し(好きだった人よりもはるかにイケメンだというのに)、
わりとしっかり酒を飲んでも酔えず、解散してすぐ吐く妙な歪みを抱えた時間を過ごしました。


なんとも、言葉に形容しがたい喪失感を抱えています。


とはいえ、その喪失感すらもこれは成長である!経験である!
とか思える超ポジティブな自分が時に鼓舞することもあれば、
もう今日は家から出られないなと、
汚い部屋から出られないネガティブな日も。



もういっそあなたに一生会わない!という選択肢をとれない
仕事上のこの状況がたまらなく苦しく、時に発狂しそうになっていますよ。

学生の恋とかは数年一緒にいたらバラバラの世界にいけるし、
もう少し歯を食いしばって生きていくよりほかないのかしら。



でもさ…………

それなのに君は、君ってやつは………
会うたびにこちらをもてあそんでくる。

私があなたの一挙手一投足に動揺しているのも、
私の心が揺らいでいるのも、
時に油断してついあなたに心の蓋をあけられてしまうことも
ただ、ただ、楽しんでいますよね。

自分は安全地帯にいて、
私が”勝手に”好きだから嫌がらないだろうとでも言わんばかりに。
試し行動がすぎませんか。
こちらのリトマス試験紙はもう見せたくないのです。


ほんとに君は悪魔のような人だ。
私は気持ちを告げたというのに、
あなたはそれを断ったというのに、
ただただ私を気が向いたときにつまむ、食い物にしようとしている。

どうして。それは悲しいじゃないですか。
私は、誰でもいい枠なんですか?
悲しさの中に怒りが湧きそうなのに、そこまでいま元気じゃないんです。


もてあそばれても、君も私のことを好きになってくれているのかもと
かまってもらえるのが嬉しかったあの頃とはもう違うよ。
70の悲しさがずっと付きまとうんです。


でも、30の自分がまだうれしく感じている。
ああ気持ちが悪い。


体の関係をなくしたところでも、
互いにいろいろと話していたら
君と私似ているところも、真反対のところも見えてきて
それだけであなたを知れた気がして、自分を知ってもらえた気がして。


盲目に好きだったあの時にもう戻りたくはないんです。
友人に「こんなに好きなものが一緒の人、価値観のすり合わせに
高揚感を感じた人はかつていなかった!!!」と盲目に語っていた自分に。

「それは好きな人の価値観のなかに自分を見つけられるっていう、恋心ゆえになせるものでもあるし、小町自身の特技でもあるんだよ」
と友人に言われたのを思い出します。

相手が合わせてきたわけでも、
奇跡的に似ているわけでもない、
私が見つけるのが上手な能力者なだけ。
だからその人に固執する必要がない。

友に新しい見え方も教えてもらった。
でも今はまだ苦しい。


あなたとしたいことがたくさん湧いてきてしまう。
絶対楽しいと思う。
季節を何周でも楽しめるし、きっと心細い日は少し前向きになれると思う。
でもその先に君はいない。いなくていいって、あの時言われたんだ。


まだあきらめがつかないのか。
まだ私は、あなたから離れられないのか。


マッチングアプリでの出会いを繰り返すたびに
少しずつ心を殺していくのか。
そんなことないって自分で自信を持ちたいんです。
負けたくないんです。ただ生きていきたいんです。







SHISHAMO / 夢で逢う


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