見出し画像

大学野球にもはやく春がきますように

1都3県の緊急事態宣言の延長が発表された夜。硬式野球部のマネージャーをしていたわたしは、なかなか大学野球にこない春を待ち侘びながらこのnoteを書いている。

中止におわった2020年度

2020年度のシーズンは、連盟の努力もむなしく、予定されていた全てのリーグ戦が中止におわった。執行代のわたしたちは、自分たちの代になってから一度もリーグ戦をすることができないまま、一旦は引退となった。

「仕方がない」と理解はしている。でも、がんばってきたプレーヤーたちをみているだけに、やるせない気持ちも大きい。試合で輝くプレーヤーたちをもっとたくさん見れるはずだったのに。勝ったり負けたり、嬉しかったり悔しかったり、そんな気持ちを味わえるはずだったのに。そんな考えが頭をよぎる。

2020年4月から8月末までは、試合はもちろん、校内への立ち入りが制限され部活動自体もすることができなかった。弱小硬式野球部とはいえ、野球部の活動が終わった帰り道にも野球のゲームをしているような部員たちを考えると、心が苦しくなった。

そんな中でも、秋に連盟がトーナメント形式の公式戦を用意してくださった。大学が会場になるいつもの試合とは違って、大きなスタンドのあるグラウンドで、2020年度唯一の試合をすることができた。

久しぶりにピシッとユニフォームを着て、プレイする選手たちの姿を今でも思い出す。

不安の残る2021年度

トーナメント戦が終わり、執行代はひとつ下の学年へ。12月からは冬練も始まり、新たな体制で春シーズンに向けて練習を重ねていたようだ。

そんな矢先の、緊急事態宣言。ふたたび部活動はできなくなって、あっという間にもう2ヶ月が経つ。

後輩たちにはぜひ4月から始まる春シーズンで思いっきりプレイしてほしいと願っていただけに、今の状況への不安は大きい。春シーズンは開催に向けて準備が進んでいるようだが、宣言が解除されることは必須条件で、解除されたとしても大学が他校との試合を許可する必要があるなど、ハードルは高い。

部員たちもわたしも大好きなプロ野球ではオープン戦が始まるなど、明るいニュースも聞こえてくる。一刻も早く感染がおさまり、大学野球にも春が来ることを願うばかりである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?