異国で尻が痛いにも関わらず病院へ行く事を躊躇しているあなたへ

前の文章に捕捉して、受診するまでの躊躇等を書き足しておこうと思います。尻が痛いの辛いですよね。病院に行く事を強くお勧めします。

尻が痛い、だがしかしここは異国

肛門が痛い。しかし「異国」という壁が受診を躊躇わせる。日本なら「肛門科 近く」で検索して、Googleレビューで雰囲気を見定めつつ受診の予約が出来るのに。異国が故に立ちはだかる壁。高い。そもそも痔って英語で何て言うの。

もうごまかせない

出る尻(分かる人には分かる)を戻したりオロナインを塗ったりして誤魔化す日々。「痔 楽な姿勢」「痔 温める 冷やす」「痔 痛み止め 海外」でGoogle検索をし、お代官様に平伏すような姿勢や横向きの体操座りをしてみたり、様々な肛門科のコラム的なものを読み漁って痔の手術がどんなものか知識だけは身についた。けれどもう痛い、これはもう無理かも分からない。いよいよその時が来たのかも知れない。ちなみに個人的にはお代官さまに平伏すポーズはちょっとだけ楽になった。

「痔 英語」

まずはここから始まる。

「Hemorrhoid ; piles 」

は?長くない?なんて読むか分かんないし(特にrrhoの部分)そんな事に時間を遣えないので画面をギュッと長押ししてコピー、そして我らがGoogleの検索窓にペースト、一つスペースを空けて Singaporeを足して、えいや。
Hemorrhoid surgery とか書いてある中でレビューが良さそう&いつも健康診断で行っている病院と提携しているひろみのクリニックを見つけた。一応ホームページでひろみの状態を確認。良さそうな感じ。覇気はないけれど。

ファーストコンタクトの障壁

電話して予約したい。でもなんて言えば良いのか分からない。そんな気持ちで電話をかけました。呼び出し音を聞きながら、誰か!電話!出てください!でも出られても何を言えばいいかまだ準備出来てない!!という揺れ動く気持ちと尻に爆弾を抱えながら、レセプションの人に私が伝えた一言は

Hello, I …. I think I have hemorrhoids. 

でした。相手からすると電話に出たら急な告白がきちゃった感じなんですけど、相手は肛門科への電話受付のプロ。「つまりアポイントメントね?」と極めて冷静に対応してくれました。そうだよ、アポイント取りたいって言えば良かったんだよね。肛門の痛みは思考能力を低下させる。

ひろみにどう説明するか

予約は取れた。あとはクリニックにゴーするだけ。しかし英語で詳細をどう説明すれば良いのか。あれこれ考えたものの結局ひろみは尻のプロ。見れば分かるよ分かるさ見れば。「ここ痛い?」といくつか押されたり尻に指を入れられるので痛がるだけでひろみは状況を掴んでくれた。心配は無用だった。言葉は不要。尻の痛みは言語を超越する。そこから手術が決まり、後は全てをひろみに託しました。ひろみ頼んだよ、ゴーゴーひろみ、ゴーひろみ。

結論: アイハブヘモロイドで受診予約

尻の痛みを誤魔化しながら日々を過ごしているみなさん、大丈夫、電話しましょう。アイハブヘモロイドさえ言えれば後は大丈夫。尻が痛くない日々はそれは良いものです。ぜひ受診しましょう。

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